第12回コンカフェ巡り バニーパレス

コンカフェ巡りシリーズ第12回。

今回紹介するお店はバニーガールズバーバニーパレス

 

セクシーコスチュームとして定番のバニースーツを着たキャストさんたちが接客してくれるガールズバーである。果たしてコンカフェという括りに入るかどうかは難しいところだが、せっかく秋葉原にある店なので紹介していきたい。

 

店舗は秋葉原駅昭和通り口から近いところにあり、これまでこのブログで紹介してきた店たちに比べると離れたエリアにある。

入り口は通り沿いにあり、ゴーゴーカレーを目印にお店を探すとわりとカンタンに見つかるだろう。また、入り口にキャストさんが立っていることもあるので、その場合は直接声をかけてみると良い。

 

写真をご覧いただけるとわかると思うが、店内はまるでオーセンティックバーかのような落ち着いた雰囲気である。キャストさんのコスチュームもさることながら、雰囲気にしても他のコンカフェと一線を画している。

しかし、お店の説明によるとここは紳士のためのサロンということなので、そう考えれば納得はいく。

中央のブースを囲むようにカウンターテーブルが両側に配置され、その外側にソファ席のテーブルがあるような形だ。想像していたよりも広くてびっくりしたほどである。

 

システムは飲み放題プランとなっており、50分間でサービス料と税込みで¥3000となる。別でチャージ料はかからない。ただし、21時以降になるとセット料金が上がるため、時間が許すなら早めの時間帯をおすすめしたいところ。

ワンタイムが50分である関係上、60分¥3000であるお店よりちょっと割高ではあるが、雰囲気やキャストさんのコスチュームを考えれば決して高くはないだろう。

ただ、この手のお店らしく延長料金は高め。2時間滞在すれば、¥9000近くになるため、その辺はよく考えて滞在しよう。

 

飲み放題のメニューは、生ビール、ウイスキー、焼酎、ジントニックと非常にシンプルでいかにも夜のお店らしい。

クイーンズコート等のメニューを見た後だとバリエーションが少なく見えるかもしれないが、あくまで紳士のサロンなのでこれくらいのものだろう。

それに、飲み放題にビールがしっかり含まれているのはやはりありがたい。コンカフェもそうだが、夜のお店でビール飲み放題ということ自体なかなか無いものである。

 

ちなみに追加料金を払うことでグラスのウイスキーなども頼むことが出来る。値段も¥418~と安めな上になかなかの種類があるのでウイスキー好きの方にとってはなかなか魅力的。ウイスキーだけでなくシャンパンのボトルもちゃんとそろえており、価格はモエシャン・ロゼで¥20000。こちらも夜のお店の平均からすれば安めと言える。

 

さて、お店の公式ホームページでもキャストさんからの説明でも言及されるのだが、ここのお店はキャストさんからのキャスドリ催促は無い。おそらく、秋葉原界隈であまりにもキャスドリありきな店が多いためだと思うが、しっかり明記してる上に説明までしてくれるあたり、本当に頭が下がる話である。

 

キャスドリは¥1100だが、なんとキャスドリを入れるとキャストさんの写真を自分のスマホで一枚撮れるという特典がある。

これにはちょっと驚いた。

以前、クラリスベールについて書いた記事の中で、キャスドリに何かの特典が付いてくるお店は珍しいと書いたが、どうやらここにもあったようだ。

スマホの写真ではないが、例えば秋葉原界隈のコンカフェでキャストさんのチェキを撮ろうとすると¥600 前後するお店が多い。それを加味すれば、このキャスドリの金額はかなり良心的というべきだろう。

 

また、このお店のウリとも言えるバニーの制服にもいろいろなカラーリングがあるのだが、それにもちゃんとした意味があるらしい。

研修中のキャストさんは黒のバニースーツしか着られないらしく、色付きのスーツを着てるキャストさんはそれなりに経験のある方々なのだそうだ。(ベテランさんでも黒を着ていることはある)

加えて、バニーガールの制服には欠かせないカフスにも数パターンあるらしく、黒で金ボタンのカフスをつけているキャストさんはその日のヘッドリーダーだという。

これだけにとどまらず、キャストさんたちが履いている網タイツにもさまざまなパターンがあり、なかなか見飽きないのはすごいところ。失礼にならない範囲でいろいろ見比べてみると面白いだろう。

 

写真掲載を快くOKしてくれたバニー めいさん

 

そして、この店のもうひとつのウリが水たばこ(シーシャ)を楽しめるという点だ。

 

水たばこは1台で¥1500ほどかかるが、かなり長時間にわたって楽しめるらしく、これを目当てに来店するお客も多いとか。筆者は吸わなかったが、注文された水たばこをセッティングの為に一生懸命吸っているキャストさんはとてもかわいいので、はたで見ていても結構楽しめるのが嬉しい。

 

ちなみに、キャストさんたちが持っている水たばこを吸うためのマウスチップはそれぞれの私物であるらしく、注意して見てみるとデザインにそれぞれ個性があってなかなか面白い。

また、先程紹介した網タイツもキャストさんたちそれぞれの私物とのこと。訪問した際は、気に入っているポイントなどを聞いてみてはいかがだろうか。

 

ブルーのスーツがお似合いなバニー うみさん

 

まとめると、ガールズバーとしてはお酒、雰囲気、コスチュームのレベルが高い次元でバランスが取れているお店と言えよう

コンカフェのようにたくさんフードがあるわけではないしドリンクメニューが膨大というわけでもないが、おいしいお酒と共にゆっくり過ごしたい場合にはとても良い選択となるはずだ。

特にビールやウイスキーが好きでたばこも吸えるメンツが3人以上揃った日には、もうこの店で決まりだろう。(3人以上だとミニサイズのシーシャが無料サービスされる)

 

・・・ とは言っても、筆者は今のところひとりで行く予定しかないのだが ・・・

 

 

 

今回は以上です。お付き合いいただき、ありがとうございました。

コンカフェ巡り番外編 再びリリアンキュキュ

今回はコンカフェ巡りの番外編。

取りあげるのは2年ほど前に記事を書いたリリアンキュキュ(LILIAN CUCU)。記事にしていない店舗も含めて、いままで訪れたコンカフェの中でも上位に入る好きな店舗だ。

 

前回書いた記事で書ききれなかった内容もあるため、番外編として再度ゆっくりレビューしてみたいと思う。

 

 

まずシステムをざっとおさらいすると、1時間あたりのチャージ料は¥660でワンオーダー制。飲み放題プランは無く、単品注文のみというのが基本的なスタイルだ。

 

ドリンク、フードともにメニュー数はなかなか多く、とくに人気に見えるのはニートーストパフェーロラティーなどのカラフルなメニューだ。訪問した時にこれらがオーダーされている光景をよく見かける。他のコンカフェと比較して女性客が多いことも関係しているのかもしれない。

また、最近では季節ごとのメニューも充実しており、彩りも含めて魅力的なものが多い。

 

ちょい飲みに使うにしても、アルコールメニューが豊富なのは酒好きにとって嬉しいポイント。飲み放題こそ無いものの、オリジナルカクテルはもちろんあるし、ビールもCOEDOの各種などを含めて数種類を揃えている。

また、秋葉原のお店では珍しくシーバス18年、バランタイン17年といったウイスキーも置いており、個人的にはありがたい限り。COEDOやシーバスばかり飲むものだから、会計がちょい高めになるのはいつものことである笑。

 

 

ちなみに、ボトルメニューに関してはいくつかの価格帯で数種類のスパークリングワインを取り揃えている。こちらにはチャージ料、ライブ鑑賞、チェキといった特典がセットでついてるため、長時間滞在予定でかつライブ鑑賞予定の場合には単品ドリンクよりコスパが良くなる可能性もある。

ただし、キャストさんはドリンクが飲めないのでボトルは自分自身ですべて飲むしかない。フルボトルのワインはテキーラショット7杯分に相当するほど強烈なため、体調面での無理は禁物だ。

よほど酒に自信のある人でなければ、グループ訪問の時にしておくのが無難だろう。

あと個人的に思うのだが、ボトルを入れたら前述のとおり一人で飲みきらなければいけないため、どうしても長時間になってしまう傾向がある。できればシャンパンクーラーくらい用意しておいて欲しいのだが、ここで書いても仕方ないか。

 

 

さて、長くなったがお酒の話題はこれくらいで。

 

前回書けなかった特徴的なもののひとつとして、ゆきだまシステムというものがある。キャストさん曰く、キャスドリに代わるものとして作られたこのグループ独自のシステムということなので、こちらについて紹介したい。

 

 

メニューに載っている通り、キャストさんに頼むと¥1320でゆきだまを10個を手に入れることができる。(写真に書いてある価格は改定前のもの)これは言わば、店内でのみ使えるチップのようなもので、そのままキャストさんにあげる以外にも何種類かの使い道がある。

例えば写真の説明書きにあるとおり、自分のスマホで写真を撮ってもらったり、チェキのお絵かきをパワーアップさせたりできる。また、店内ライブの最中にゆきだまをあげる(絶対に投げてはいけない)と、ちょっとしたファンサービスがもらえたりするので推し客にはうれしいシステムだ。

 

 

これといって明言はされていないものの、やはりゆきだまをもらった数によってキャストさんにはなんらかのポイントが入るものと推察できる。というか、だからこそキャスドリに代わるものという位置づけなのだろう。

 

しかも、ここ最近にゆきだままつりというイベントを本店とキュキュ合同で開催していたことからもわかるように、やはり店の売上を手助けするものとして重要なものとなっているはずだ。伝え聞くところによるとかつてキャスドリ制を導入していた本店リリアン・プリアンでも、最近はゆきだまのみでキャスドリはなくなったらしい。

 

 

ゆきだまシステムは別にしても、店内の雰囲気やキャストさんの対応がすこぶる良いので、今後も好きなお店ということで続いていくと思う。

 

ただ、こういう情勢なので仕方がないことだとは言え、昨今値上げが続いているのは少し気になるところ。

チャージが¥600→¥660になったのはまだいいにしても、ゆきだまも¥1100→¥1320になったし、フードメニューも最近値上がりが目立つ。

推しのキャストさんがいるとかを別にして考えると、単純な飲食のコスパはハニーハニーとの差が広がってしまったようにも感じる。

 

何しろ好きなお店なので多少の贔屓目が入っているのはあるが、今後も値上げが続くようなら少々考えなくてはいけない時期かもしれない。

 

 

本日は以上になります。ありがとうございました。

秋葉原コンカフェ キャストドリンクの闇

キャストドリンク恐るべし

 

すこし前に書かせていただいた地雷店の特徴という記事のみならず、当ブログにたびたび登場しているキャストドリンクというシロモノ。

今回はそのキャストドリンクに関して、過去の体験なども交えながら掘り下げてみたいと思う。どうにもグチグチとした話ばかりで恐縮だが、お付き合いいただけると幸いです。

 

まずは、当ブログの最初の記事から、キャストドリンク(乾杯ドリンク)とはなんなのかを今一度振り返ってみることにする。

 

乾杯ドリンク  

いわゆるキャストドリンクで、もちろん客の支払い。キャストから「一緒に乾杯してもいい?」とか「ご褒美もらっていい?」と言われたら、ドリンクをねだられていると思って間違いない。店によっては『ごほうびドリンク』や『捧げもの』など、独自な呼び方も多数ある。名前は可愛いがコレが結構怖いシロモノで、一杯1500円とかすることもザラ。

また、一部の悪質店は乾杯しないと女の子がしゃべってくれず、半ば強制的に帰らされるような場合もある。

店のモラルが露呈しやすい。

 

 

最初に言っておきたいのだが、筆者自身、キャストドリンク=悪とは考えていない。

そもそもクラブ、キャバクラ、ガールズバーなどでもこういう女の子のドリンクを客が負担するというシステムというのはごく当たり前であるし、そういう場に飲みに行ってドリンクのひとつも飲ませないような客側もどうかとは思う。

それにお店だって営利企業であるわけだし、当然利益だってあげなければいけないのもわかるのだ。

 

とはいうものの、やはりコンカフェのキャスドリはどうにも割高な気がしてならない。いくつかのポイントに分けて考えてみることにする。

 

・ドリンクいれたところでキャストが付くわけではない。

当たり前だがコンカフェというのは営業形態上、普通の飲食店である。推し、というものはあれど指名とかのシステムなんて当然ない。

そもそも、接待を伴う飲み屋と違い、通常の飲食店というくくりのこういう店で、ドリンク制というのはいかがなものだろうか。極端な話、コンカフェでのキャスドリは客側のメリットは非常に薄いのである。

ましてや、キャストさんから客側に催促するなど意味不明である。

 

 

・未成年キャストが多い

キャバクラのキャストさんたちだっていつもいつもアルコールを飲んでいるわけでもないとも思うが、コンカフェの場合はベースの部分からまず異なると考えている。

というのも、店によっては未成年キャストのほうが圧倒的に多い場合があるのだ。しかもタチの悪いことに地雷店ほど未成年キャストばっかりという傾向がある気がする。(これは数年前感じたことなので今は違うかもしれない)

 

これの何が問題かというと、アルコールが入っていない分、キャストドリンクの無くなるペースがアホみたいに早いのである。

なにしろそんなキャストたちが飲むのはウーロン茶。それをコップ一杯飲み干せばそれだけで1000円以上。それを何回も繰り返すのだからもう笑うしかない。アルコール入りの飲み物ならそんな飲み方など出来ないだろう。

ためしにちょっと怪しめの店に入ってそのへんのキャストに「ドリンク飲んでもいいよ」と言ってごらんなさい。早飲み対決かというくらいガブガブとドリンクを飲むキャストを見ることが出来るはずだ。

もはやなにかのギャグとしか思えない。もっとも、かなり観覧料の高いギャグになるのは間違いないが。

 

 

・単純に高いし、自動的に数が増える

キャスドリの値段は店によって違うものの、高いところだと一杯1500円とかする。人によって感じ方は変わると思うが、皆さんはこの数字を見てどう思われるでしょうか。繰り返しになるが、これは高級クラブでもキャバクラでもない、コンカフェでの話である。

個人的には1000円超えてくると高いなぁと思えてくる。

 

ちょっと話は変わるが、キャバクラなどでキャスドリを入れた時を想定したい。

ドリンクを飲み終えたキャストさんとお客さんとの間にどういう会話がされるだろうか。おそらく、「もう一杯飲みなよ」とお客さんが言うか、「もう一杯頂いてもいいですか?」とキャストさんが言う事によってお互いの意思確認をするのが普通だろう。店のレベルにもよると思うが、最低限そういうところの礼儀を通すのが大人の酒飲み場というものだと思っている。

 

ところが、地雷コンカフェにそんなまどろっこしい礼儀なんてどうやら必要ないようである。なにしろ、ちょっとでも飲んでいいよと言ったが最後、関係ないキャストまで出てきてみんなでガブガブ飲み始める店もあるくらいだ。もう一杯飲んでいいかの確認なんてまったくされずに30分足らずで6杯飲まれたこともあるほど。

本当に舐められたものである。1500円分のものを無条件でガブ飲みできるほどあんたは魅力的なんですかっていう話だ。

 

 

なんとなく考え付く要因はこんなものか。ほとんど愚痴でしかないようなものではあるが、これは紛れもなく筆者自身が実際に見てきたものである。

 

繰り返しになるが、冒頭で書いたようにキャストドリンク=悪だとは思っていない。実際に秋葉原にあるコンカフェのなかにも、キャスドリ入れても気にならないような店だってある。

別に大げさなリアクションなど無くても、ドリンクを入れた後のキャストさんの表情や飲むペースなどを見れば、キャストさんが客に対してどう思っているかなんて、いくら鈍感でもだいたいは分かる。

それに優良店のキャストさんは、ドリンクの有無に関わらずこちらの目を見てしっかり接客してくれるものである。そういう雰囲気ならばキャスドリのお金なんてちっとも惜しくは思わない。

例えば、直近の記事で紹介させていただいたクラリスベールクイーンズコート、かつてのアリスインラビリンスなどがそうだ。

 

 

さて、ずいぶんとまとまりのない記事にはなってしまったが、とにかく記事内で述べたようなキャスドリがエグい店に当たってしまった場合には、一刻も早く店を出る事を強くお勧めしたい。

そんなの店単位じゃなく、キャストさん個人の問題じゃないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、朱に交われば赤くなる、という言葉もあるように、キャストさんの態度すなわちその店の姿勢と考えて差し支えないと思っている。

 

とある店では、キャスドリを入れなかったお客が店員に脅迫めいたことを言われた挙句に出禁にされるということもあったらしい。店側にも様々な事情があるとは思うが、ここまでくるともはや病気とすら言える。

 

 

どうしてもお気に入りのキャストさんがいるとかだったら別に止めはしないが、そうでないならモラルの無いお店に使うお金も時間ももったいないというものである。

だって、雰囲気とコスパが素晴らしい優良店も、秋葉原界隈には確かに存在するのだから。

 

第11回コンカフェ巡り 女神の中庭クイーンズコート

第11回目となるコンカフェ巡り。

 

今回訪問したのは、女神の中庭 クイーンズコート

秋葉原を含む複数の都市に店舗を構えているクイーンズフロンティアグループの筆頭店であり、コンカフェに詳しい方なら知らない人はいないほどの有名店と言っていいだろう。

同グループのウィッチズガーデンには何度か訪問した事が有るものの、こちらの店舗は未体験だったので今回改めて訪問してみた次第だ。

 

 

この店舗があるのはAKIBAカルチャーズZONEの裏側。同グループのバニーズギルドなどと同じビル内にある。

この近辺を歩いたことのある方なら、写真にもあるボルドーカラーのワンピースを身に着けたキャストさんを見かけたことがおありだろう。

 

 

店内はそれなりに広く、客席は3つのカウンターに分かれていてテーブル席は無い。カウンターテーブルが弓なりにカーブしているおかげか、カウンター内もそれなりに広々としており、なかなかの設備がそろっているのが分かる。

 

 

システムに関しては30分ないし60分の飲み放題プランとなっており、1時間あたりで換算するとノンアルコールなら¥1800アルコール有りなら¥3000となる。初回だとカード(中庭への鍵)分の¥300が必要になるが、別途サービス料とかチャージ料はかからないのでコスパとしてはまずまずといったところ。

 

 

飲み放題メニューは非常に充実しており、目の前のサーバーで入れてくれる生ビールも追加料金なしで飲むことが出来る。ビールは他メニューに比べて割高だったり追加料金が必要だったりすることもある中で、飲み放題に含まれているというのはビール好きに嬉しいポイントだろう。

カクテルが多数ある上に焼酎も4種類、加えてグラスワインや梅酒までもそろえており、飲み放題の充実度はおそらく最高クラス。訪問してはみたけど飲みたい酒が無い、という事態にはまずならないと思われる。

 

 

また、同グループのウィッチズガーデンも同様なのだが、フードメニューもとにかくすごい。とても写真には撮りきれないほど沢山のメニューをそろえており、まさにケタが違う。しかもカウンター正面には簡易キッチンのようなスペースがあって、特定のメニューを頼むと目の前でキャストさんが調理してくれるらしい。

まあ、ここのキャストさんたちは数年単位で働いている人がざらにいるほどのプロ集団らしいので、これくらい造作もないということなのか。

先程の生ビールサーバーも同様なのだが、このお店はキャストさんの給仕をゲストに「見せる」ものが多いように感じる。

 

 

ちなみにキャストドリンクは¥800であり、この手の店の中ではかなり良心的な方に入ると思う。前回訪問したクラリスベールと同様、こちらのキャストさんたちも対応の感じが良いので、キャストドリンク代が惜しい感じは無い。

 

その他のシステムとしては、来店を重ねると注文内容に応じてギルドチップというものがもらえ、これを集めることによって様々な特典が受けられる。たとえ少数であってもおつまみ一品とかに替えることが出来るのでいくらもらっても困ることはないだろう。似たようなシステムとしてウィッチズガーデンにはタロットカードというものがあったと記憶している。

 

 

また、中庭への鍵と呼ばれるポイントカードもポイントがたまっていくにつれてグレードアップしていき、上級カードホルダーになると飲み放題プランが割引になったり、好きな料理が一品サービスになったりするらしい。さながら、某ステーキ屋マイレージカードである。足繁く通える自信のある方は目指してみてはいかがだろうか。

 

 

まとめると、飲み放題の価格さえ許容できるのであれば非常に魅力的なお店だと思う。メニューの充実度やキャストさんのレベルはもちろん、ノンアルコールのお値打ちな飲み放題があることについても、お酒を飲まない人に寄り添った素晴らしいシステムと言える。

一件目から行ってさまざまなお酒と料理を楽しむもよし。ひとしきり飲み終えた後の二件目か三件目くらいで訪問して、ノンアルコールでゆっくり酔いを醒ますみたいな使い方でもいいだろう。

 

お店としては正直、非の打ちどころがない。

 

 

ただひとつ、難点だと思うのはクレジットカードの取り扱いについて。

ここの店はクレジットカード払いだと10%の割増料金が付く上にJCBに至ってはそもそも対応すらしていないのである。

これはさすがに困る。カードの加盟店手数料が高いことは分かるものの、ハニーハニーやリリアングループで当たり前のように出来ることがこの店ではできないのである。

音に聞こえたクイーンズフロンティアグループとして、ここはぜひ改善していただきたいと思ってやまない。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。

第10回コンカフェ巡り クラリスベール

とうとう10回目となったコンカフェ巡り。久しぶりに新規店に訪問してきたので書いてみることにする。

 

今回紹介するのはシスターカフェ、クラリスベール(Claris Veil

名前から分かるようにカトリックの修道女、シスターさんをモチーフにしたコンカフェである。秋葉原界隈でも珍しいテーマと言える。

外神田3丁目、まんだらけのほど近くにこの店はあり、秋葉原駅末広町駅からのアクセスはともに良好と言えるだろう。

 



さて、結論から先に書くと、お酒が飲める方であればかなりオススメできるお店と言える。

 

まずなんといってもキャストさんの制服がかわいい。シスターさんらしく露出は少ないものの、白と紺を基調とした清楚な雰囲気の制服で頭にはヘッドドレスのついたベールを被っている。このベールのおかげで、とくに後ろ姿がとても綺麗だ。

 

写真が無くて恐縮だが、店内はカウンター席のみとなっており、白いカウンターテーブルとボトルが並ぶ棚は清潔感があって非常に良い感じ。カウンターテーブルは非常に奥行きがあり、カウンターのみの店としては広い方に入るだろう。

 

システムの方はというと、チャージ料は無く、飲み放題1時間のプランが基本となる。ウィッチズガーデンなどと違い、アルコールとノンアルコールの飲み放題で分かれていないのでお酒を飲まない方には結構割高になってしまうが、秋葉原の相場からすればそこまで悪くない。

アルコールの飲み放題が基本ということもあってか、平日は18時開店。休日は16時開店となっており、お昼時は営業していない。

ちなみに初回訪問だと最初の飲み放題1時間¥2000になるので、まだ訪れたことの無い人はぜひ行ってみてほしい。

 

物によっては追加料金が必要になるものの、飲み放題のメニュー数は申し分なく、カクテル系は特に種類が豊富。甘い系だけでなく、ハイボールやビールまでしっかり揃えている。

飲み放題のみで単品ドリンクはシャンパン以外無いため、けっこうガッツリ飲みたい時に訪問したいところ。



 

さて、ひと通り紹介したところでこの店の変わったシステムを2つほど挙げてみる。

 

まず、日替わりの無料おつまみがオーダーできる点。写真のメニュー最下部に書いてある通り、おつまみ一品を最初の一回だけ無料で頼める。しかもそれがそんじょそこらの居酒屋のお通しより断然量があってしかも美味しいのだ。

ちなみに、写真だと玉子焼きが2切れしかないが、これは筆者が撮る前に食べてしまったからであって、実際には5切れほどあったいうことを付け加えておきたい。笑

これも加味して考えると、実質的なコスパは飲み放題3000円の他店を一歩リードしていると言っていいだろう。

 

2つめの変わったところといえば、キャストドリンクを入れるとシスターさんのカードが1枚もらえるというところ。キャスドリのシステムがあるお店は秋葉原に数あれど、キャスドリを入れて何かの特典がある店というのも珍しい。

カードはあくまでオマケ程度ではあるが、それを考慮せずともここのキャストさんはそこまでドリンク要求とかは激しくなく、ドリンク入れてもゆっくり飲みながらこちらの目を見て話を聞いてくれるので気分良く過ごすことができる。(たまたまキャストさんに恵まれただけかもしれんが)

 

まとめると、飲み放題メニューはそこまで安いとは言えないものの、無料のおつまみが食べられることやキャストさんの雰囲気の良さがあり、とてもオススメできるお店である。

 

強いて言うなら、飲み放題メニューにもう少しいろいろなプランがあればいいかなーとも思う。

かつて秋葉原にあったカフェ&バーのように、

飲み放題+キャストさんもキャスドリ飲み放題で90分¥7000!!

みたいなプランがあればそれこそ最高なのだが・・・。

ともあれ、1度は足を運んでほしいお店である。

 

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

秋葉原コンカフェ 地雷店回避のためのチェックリスト

つまらないことしか書かないこんなブログではあるが、現在でもちらほらと訪問者に来ていただけているのは本当にありがたい限りです。お礼を申し上げます。

 

さて、コロナが依然続いてるとはいえ、ここ最近は秋葉原界隈もかなり客足が戻ってきたように見える。まあ、この不況のあおりを受けてつぶれてしまった店も少なくはないが、そんな状況下でもこれから秋葉原のコンカフェで遊んでみたいなーと思う方がいらっしゃるかもしれない。

 

そんなわけで、今回は秋葉原界隈のコンカフェにおいて地雷店とそうではない店の見分け方を、筆者の拙い経験の中からお話しできればと思う。初回訪問の際、以下のような特徴の店に遭遇したら十分に警戒し、場合によってはワンタイム経つ前に店を離れることも考えてほしいと思う。

ちなみに、今回はまったく事前情報なしの初回訪問というのを想定しているので、キャストの入れ替わりが激しいとか、ツイッターの雰囲気がおかしいといったようなある程度継続的に見なければ分からない条件というものは割愛している。また、キャストがろくに接客もせずにただキャストドリンクをガブガブ飲みまくるみたいな、わかりやすいぼったくりも同じく除外しているのでご了承願いたい。

 

それではいってみよう!

 

 

1. 時間制チャージが¥800~の店

まずは基本的なところから。このブログの最初の記事でも書いたことだが、コンカフェの時間制チャージはだいたい時間当たり¥500~¥800が相場といったところ。コロナ禍なのでお店の方も大変な時期だとは思うし、筆者の好きな店の中でも最近ちょっとチャージ料を値上げしたような店もある。そうはいっても、やはりチャージが¥800を超えてくるような店の場合はとりあえず警戒しておくに越したことはないだろう。

 

 

2. ビールが無い もしくはメニューから消した形跡あり

これ、最近は結構当てはまるパターンの店がある。アルコール系メニューのなかでもビールというシロモノは生樽、瓶ビール問わずに結構コストの高いものであり、売り上げが芳しくない店の場合は割と真っ先にメニューから消される傾向にあるからだ。

もちろん、単純に人気がないから取り扱いをやめたという可能性はあるものの、あまりにも店内の客が少ないうえにビールの取り扱いが無いようなら、かなり強引にキャストドリンクをねだられる可能性が高い。

たとえお酒を飲む予定がない方でも、アルコールメニューには目を通しておくのをおすすめする。

 

 

逆にいえば、多種類の瓶ビールを揃えていたり、生ビールをジョッキで飲めたりするようなお店は良心的な傾向がある。

 

 

3. 店内キャストが1人~2人で、かつドリンクの作り方を知らない

プロのバーテンダーじゃないのだから別に上手にドリンクを作れなくたって全然構わないのだが、注文されたドリンクをまともに作れないレベルならちょっと話は変わってくる。しかもキャストが1人~2人しかいない時ならかなり危険だ。

というのも、

人数が少ないのに不慣れ = きちんと研修されていない + 先輩キャストからも教われない(教わらない)環境

というキャストがそのままホールに出されている可能性があるためだ。かつて筆者が訪れたハズレ店もそうで、ろくに研修されてないうえにキャスト同士のギスギス感も簡単にわかるほどだった。こういった店にまともな接客や料金体系など期待しないほうがよい。

 

もちろん、誰にでも新人の時期はあるのだからわからないことがあるのはしょうがないし、キャストがそれなりの数いて先輩キャストにあれこれ聞けているような状況なら全く問題はないだろう。とにかく、キャスト同士でろくに話をしていないお店は危ない。

 

 

4. ホールキャストのみでキッチンスタッフがいない店

これは店のメニューにもよるので一概には言えないが、思い起こせばキッチンスタッフとホールキャストでしっかり役割分担をしていた店では、嫌な気分になった記憶がほぼ無い。これは比較的面積が小さい店でも当てはまる。例えば、リリアン・プリアンなどがそうだ。

 

どの業界でもやはり大変なのは人件費の確保。そのへんからも店の経営状況とかがなんとなくわかるということ。

つまり、キッチン専任スタッフが雇えていながらもチャージ料やメニュー価格が常識的なお店の場合、それだけお客さんが入り続けている良い店とみることができるのだ。

規模が小さくてフードメニューが無いような店ならこの限りではないが、ある程度参考にしていただきたい。

 

ただし、キッチンスタッフがいる店でもドリンク類はキャストの子たちが作ることが多いのでそこは気にしなくても良い。

 

 

5. パッと目を引くようなスター的キャストがいない

このパターンが判断できるのはキャストがある程度多めの日限定になってしまうが、なんとなくキャストの中でスター的存在の子がいなかった店にはあまりいい思い出が無い。

逆に、多少チャージ料が高くても人気のある店には、アイドル顔負けのスター性のあるキャストがほぼ確実に在籍しているものだ。

 

思うに、そういうエース的キャストが生まれてくるにはリピーターの確保やお店の評判といったものが不可欠なところがあるので、そういったものを確保できない地雷店ではそういうキャストが育たない、というのがあるのだろう。一見客から金だけひたすらとろうとするような地雷店でエースが育つはずもない。

 

 

こんなところである。本当はこれ以外にもいろいろあるのだが、全部書き出すとページが長くなるのでこれくらいにさせていただく。店内での話ではないが、路上でかなりしつこい客引きをしてくるような店なんてのはもちろん論外だ。

 

あくまでこれらは一例であり、この条件にすべて当てはまらない店なんてそう多くはない。筆者が好きでよく使わせていただくお店だって全部クリアではない。

しかし、これらの条件に2つ以上合致するような店の場合はとりあえず警戒したほうが良いというのが個人的な印象だ。

 

逆パターンで優良店の特徴というのもお話したいところだが、それはまた整理がついたときにでも書こうと思う。

ただ、これまで優良店だと思ったHoney Honey、LILIAN CUCU、Little TGVなどを思い浮かべると、単発ドリンクが種類豊富でかつオリジナルカクテルが魅力的なお店が多かったように思う。

よろしければぜひ参考にしていただきたい。

 

第9回コンカフェ巡り THE PREMIUM MAID CAFE

なんじゃこりゃ。

唐突になんだが今回紹介するコンカフェの感想ははっきり言ってこれしか思い浮かばん。

 

お久しぶりの投稿は最近ハニーハニーの近くにオープンしたTHE PREMIUM MAID CAFEの紹介。お店の前に出てた良さげな看板につられてちょっと入ってみた次第である。リーズナブルなコンカフェとうたっているが、はっきり言って失敗だったと思うのでありのままここに書いてみたい。

あとにして思えば、そもそもまずこの看板からして突っ込みどころ多数だったのだ。リーズナブルと言ってはいるが、チャージ料はワンタイム800円と決して安くはない。それに店内はカウンターのみのガールズバースタイルであり、往年メイド喫茶のアットホームさがどこにあるのかちょっと聞いてみたいものだ。

 

さらにキャストに聞いたところによると、この看板に写ってらっしゃる3名のメイドさんはかつての別店舗にいたキャストさんであり、そもそも働いてすらいないとのこと。このへんですでに怪しい雰囲気が漂い始める...。

 

さて、気を取り直して店内の紹介。

店内色はティファニーブルーをインスパイアしたものらしく、水色基調の明るい空間でこれはとても良い感じ。棚を彩るボトルも整然と並べらえている。

アルコールはビールこそ無いが、ウォッカテキーラなどのスピリッツ類と割りものに関してはひと通りそろっている印象だ。

雰囲気はとても良い感じ、なのだがやはりメニューが高い。チャージ料取ったうえで酒類1000円~はちょっとどうなんだろうかと思ってしまう。キャスドリはグラス1000円でまだ良心的というべきだが、ボトルは3000円~となる。

流石にこれはちょっと参ってしまう。こういったお店ではありがちだが女の子たちも噛みつかんばかりの勢いでドリンクねだってくるし、あっというまに会計が高くなるのは必然。

それにこのシャンメリー3000円という価格。あえて何も言わないが、見る人が見ればおそらくニヤリとする数字であろう。

キャストさんは他の客から聞いたヤバイ店体験談を楽しそうにしゃべってはいたものの、この店だってどれだけ差があるのか怪しいものだ。

 

とにかく、30分もしないうちにお店を出たがなかなか強烈な思いをさせてもらった。久しぶりに面白い体験である。ま、こういう時はハニーハニーで飲み直すに限る。

 

というわけでハニーハニーに流れ着き、ハイボールとつまみを注文したが、もちろん会計は1000円にもならない。THE PREMIUM MAID CAFEで使った金額と同じにしようと思ったら、あとスコッチウイスキー3杯は軽く飲めることになる。まったく客サイドもなめられたものだな。

とはいえ、筆者も悪いのである。あとになって反省してみれば、他のお店に浮気したことがそもそも間違いだったのだ。とにかく、末広町近辺で飲みたいということになれば、ハニーハニーLILIAN CUCUに行っておけば間違いないということに改めて気づかされた次第である。

だって女の子がかわいくて、それでいて安く飲めるところは確かに存在するのだから。