第8回コンカフェ巡り LILIAN CUCU


今回紹介するコンセプトカフェはLILIAN CUCUリリアン・キュキュ)。以前紹介したリリアン・プリアンの姉妹店であり、メイン通りに面した角地に店を構えているのでとても分かりやすい。

リリアンプリアンについてご存じない方は先に書かせていただいた

 

as365.hatenablog.com

 

を読んでいただけると助かります.  .  .

姉妹店とはいえただの分店というわけではなく、お店のバックグラウンドストーリーも少し異なっているので詳しくは下の写真を参照していただきたい。お店の公式サイトによれば、店のコンセプトは氷と宝石のパティスリーということらしい。

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お店の設定はこちら

 

さて、どうしても先に行ったリリアンプリアン(以下、プリアン)との比較みたいになってしまうがご容赦いただきたい。まず違いとして特筆すべきは店内の雰囲気が異なるところだろうか。氷の世界らしいモチーフや青と白を基調にしたカラーなどはプリアンと共通だが、なにせ店の窓がかなり広い。通りに面している側はほぼ窓といって良いくらいのレイアウトで、窓が全くなかったプリアンと比べるとかなり雰囲気が違って見える。昼間の明るい時間帯ならなおさらだ。

 

プリアンを別にしても秋葉原のコンカフェでここまで窓面積が大きい店はなかなか珍しいと思う。ガラスのジュエリーケースをイメージしているのが関係しているのかもしれない。さらに画像を見るとわかるようにテーブル席がしっかりと用意されていて、そのへんもカウンター席のみのプリアンと好対照。

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開放的な店内

 

とても開放的なのはいいと思うが、人通りの関係上、1階の利用は少々通行人の目が気になるかもしれないのがツラいところ。とはいっても、2階は窓に面している側がほとんどキャスト用のステージになっているので、利用する客にとって外の目はほぼ気にならないだろう。

ちなみにお店の制服も色がビミョーに異なっていたりするのだが、基本的にデザインは共通である。プリアンに行ったことのある方なら見慣れた感じの印象を受けると思う。 

 

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オリジナルカクテル

 システムは基本的にリリアンプリアンと共通で1時間当たりのチャージは600円で1時間に1オーダーが必要となる。チェキやステージやオリジナルカクテルももちろんあるのだが、大きな違いとしてはプリアンにあったご褒美ドリンクがないことだろう。おそらくテーブル席主体でバーよりもカフェに近い形態だからと思われる。特定のキャストを徹底的に応援したい客には少々ツラいところかもしれないが、その辺は割り切ってチェキやオリジナルカクテルで応援しよう。逆に言えばキャストドリンクがない分予算が浮くので、オリカクやステージはオーダーしやすいかもしれない。

 

 

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結論を言ってしまうと、個人的にはプリアンよりもこのキュキュのほうが好みだ。プリアンにはない開放的な雰囲気や広々とした店内はそれだけでずっと居たくなるような居心地の良さを持っていると思う。コロナが終息した後という前提ではあるが、グループで言っても楽しめるだろう。

 

 だが、この店の近くには同じように開放的な雰囲気でフード、ドリンクのレベルが高いハニーハニーが店を構えている。制服や店内の雰囲気はリリアンキュキュのほうが好みなのだが、コスパは正直ハニーハニーが抜きんでているのでやはり迷うところである。もちろんメイン通りには他の競合店は多く、コロナ禍の現代においてメイン通りに開店したこの店はなかなかのチャレンジャーと言えるのではなかろうか。

 

メイン通りにひしめく競合店に真っ向勝負を挑んだリリアングループ。今後の動向に注視していきたい。

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オーロラティー

 

第7回コンカフェ巡り LILIAN PLIAN

さて、今回紹介するのはコンセプトカフェ、LILIAN PLIANリリアンプリアン) 。ビルの一室にある、非常にオーソドックスなコンカフェである。訪問のきっかけはというと、お昼時に秋葉原を歩いていた時に、チラシ配りをしていたかわいいキャストに惹かれたから。f:id:AS365:20210220131702j:plain

いわゆるメイン通り沿いの雑居ビルの2階にある店。末広町よりにあるので秋葉原駅から行くと少し遠いが、店の1階部分に看板が出ているので見つけやすいと思う。あるいは周辺にいる水色のコスチュームを着たキャストに話しかけてもよい。キャストはメイン通りのほかに中央通りの歩道にもいたりする。

 

店のコンセプトは氷の世界ということだそうで、店内は水色と白が基調の爽やかな雰囲気であり、好感が持てる。下の写真でも分かるように、メニュー表やコースターが六角形の特長的な形をしているが、これは雪の結晶をイメージしているとのこと。写真を用意できなくて残念だが、店内のテーブルも六角形のカウンターテーブルであり、コダワリが感じられる。

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店のいたるところに六角形が

制服は水色や青色を使ったかわいらしいデザインで秋葉原のコスチュームの中でも1,2を争うほど好きである。特に新制服といわれる、オフショルダーにジャンパースカートを組み合わせた方の制服は非常に魅力的。下の写真はお店の前にある看板なのだが、上の方に写っているキャストが着ているのがその制服である。全体の雰囲気はぜひお店で確かめていただきたい。

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店の設定はこちら

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メニュー表も青基調のさわやかなデザイン

システムはチャージ制のいわゆるよくあるコンカフェといった感じで、1時間あたり600円。飲み放題は30分で1500円という値段設定。まあ価格としては平均的なところか。ただ、お酒類はわずかに他店舗より安い印象で、キャストドリンクも1000円と比較的良心的。

お酒も焼酎やジンをはじめとして、他の店に無いような珍しい銘柄が多めなので、お酒が飲める人はいろいろ飲んでみてはいかがだろうか。

ノンアルコールの場合は、ホットコーヒーがとても美味いのでこちらもぜひお勧めしたい。かなり丁寧に淹れているのだとわかる。

 

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キャストのオリジナルカクテル

ちなみに、飲食物へのおまじないやカラオケステージ、はてはお店のオリジナルソングまで存在し、小規模なコンカフェではめずらしいモエモエ系の店といえる。実際、歌もルックスも超一流なタレント顔負けのキャストも存在するので、ステージのクオリティは群を抜いている。ちなみにそのキャストこそ、冒頭で書いた初回についていったかわいいキャストである。(名前は出さないが)

飲食物を頼むとキャストと一緒におまじないをかけることになる。キャストによればこのおまじないをかけないと飲み物や食べ物が熱すぎてニンゲンには食べられないんだとか・・・。

 

ほかの特徴といえば、これくらいの規模のコンカフェにしては珍しく平日も昼11時から営業していること。いうまでもなく昼のキャストは2~4人ほどの少人数であることが多いが、わりとみんなのんびりとした雰囲気であり、まったりと過ごしたいのであれば昼に行くことをおすすめしたい。

夜はキャストも5~7人ほどに増え、店内全般に活気が出るものの、どうも夜のキャストたちはドリンクを入れない新規客に対して排他的なところがあるように思う。夜は客の出入りが激しいからそうなるのも仕方無いのかも知れないが、傍から見ててあまり気持ちのいいものではない。

 

と、いうわけで全体的に感じのいい店ではあるのだが、訪問する場合には昼間に行くことをお勧めしたいところ。

某ぼったくりバー コンカフェ巡りの番外編


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さて、今回は店名は伏せるが、とある悪質店を注意喚起もこめて紹介することにする。 ネガティブなことばかりになってしまうが、秋葉原を訪れた人なら誰もが一度はしつこい客引きに会ったであろう迷惑店なので、体験したありのままをここに書いてみたい。

 

その店とは秋葉原のメイド通りから少し入ったあたりの暗いビルの中にあるガールズバー秋葉原でプチぼったくり店舗をあげろといわれれば真っ先に思いつく店であり、おそらくある程度秋葉原に行ったことがある人なら容易に分かると思う。

 

この店に直接行こうと思うと難しいが、直接店舗を目指さなくてもメイン通りのとある地点に行けば、この店の客引きとはごく容易に遭遇することが出来る。いや、話しかけられずに全員をすり抜ける方が無理といったレベルだ。なにせ客引きの数そのものも尋常じゃなく、夜ともなれば少なく見積もっても10人以上がメニューを持って通りにひしめいている。

キャストのコスチュームはナース、メイド、ポリス、ゴスロリなどがいてみんなルックスレベルは高いのだが、どーにもこーにも客引き行為が五月蝿すぎる。メイン通りを歩いていると、この店の客引き数人に必ず声をしつこくかけられ、無視したり断ったりすると暴言を吐いてくるようなクソガキもいる。ぼったくりバー風情がいったい何様なんだろうか。

 

だが一方で、生気の入っていない顔でビラ配りしていたり、おびえきっていたりする女の子もいるので、この店への怒りは募るばかり。入店して間もないキャストに一度付いていったときなど、店まで歩く間にキャストが泣き出してしまったくらいだ。おそらく待遇の悪さは相当なモノだと思われる。

  もし仮にだがプチぼったくりに遭うことを承知でこの店に行きたいとなった場合、まずこのキャストを捕まえる時点でクソガキを引かないようにじっくりと見定めたいところ。とはいえあまりにも慣れていないような娘だと、店に入ってからあたふたしてまともな接客が期待できないので避けたい。というのもこの店はろくな研修もせずにいきなり通りに女の子を客引きに放り出している可能性が高いからだ。

 

 

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メイド通りを北側から  ぼったくり店はこのすぐ近くである

店内に入ったら入ったでシステムがまたひどい。表向きは飲み放題30分2000円でマンツーマンと謳っているのだが真っ赤な嘘。

なぜなら、席に着くや否や女の子のドリンクを必ず注文してあげなければいけず、ドリンクなしだと女の子が全く付かなくなるからだ。

もちろんこのことに関しては基本的に事前説明が入ることは一切ない。初見ではまず分からないだろう。

ちなみに筆者が行った時は「ドリンクがもらえないと他の女の子が付きます」などとキャストがほざいていたが、実際には女の子が全く付かなくなるということが他の客情報から判明。

おそらくそれで女の子が付かなくなって、文句を言われたら「他の子も忙しかったみたいです~~」で通すつもりだったのだろう。これでは話が違いすぎる。

加えて女の子のドリンクはシャンメリーのボトルのみで値段は最低でも3000円から高くて20000円までと、オマエいいかげんにしろ的な価格設定。

つまり、ひとりでたった30分飲むだけでも最低5000円スタート。延長すればいったいどのような金額になっていくかは、まあ想像に難くない。最初から30分5000円ですと説明した上で客引きするならまだしも、2000円で飲み放題ですとしか言わないでこれでは、いくらなんでもぼったくりだろう。

インターネット上にあがっていた某体験談によると、全く慣れていないトーシロのキャストについていったときには、なんやかんやでビール2口しか飲まないのに30分で6000円請求されたらしく、開いた口がふさがらない。

 

 

  また、他店舗で働いているキャストが、以前この店で働いていたということで何人かから話を聞くことができたが、外からも想像できるとおりこの店の労働環境はかなり劣悪なものらしい。

まず、客引きをしているときには、お客さんをつかまえないとやはり休憩はもらえないらしく、ひどいと労働時間中ずっとたちっぱなしで客引きさせられて終了、というパターンもあるのだとか。そしてやはり、店に連れ込んだらドリンクをもらえない限り客に付くなといわれているそう。

無論、こんな待遇だし人の入れ替わりも激しいことからキャスト同士のギスギス感も半端じゃないらしい。かわいそうなことによくバイト内容を知らないで応募してきた女子高生たちが餌食になってしまうことも多いのだとか。そりゃ客の前で泣きたくもなるだろうに。

 

 

おそらくこの店はもう行くこともないだろう。早急に潰れてくれることを期待したい。

第6回コンカフェ巡り Honey Honey


今回紹介する店は秋葉原界隈でも優良店として名が知られるメイド喫茶の『Honey Honey』。

 

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ラーメン屋の2階にあるのがHoney Honey


じつはこの店を知ったのは比較的最近。とある推しのキャストが他店舗から移籍したことがきっかけに行くようになったのだが、これが知らなかったのが惜しまれるほどの優良店だった。とにかく、コスパ、メニューの豊富さ、キャストの可愛さといった要素が全て、高いレベルでバランスが取れているので紹介していきたい。

 

メイン通りの末広町寄りのビル2階にこの店舗はあり、横浜と大宮にもお店があるらしい。最近多いコンカフェと比べると正統派なメイド喫茶だが、よくメディアに取り上げられるメイド喫茶のような萌え芸やステージパフォーマンスがあるわけではなく、店内は比較的静かな雰囲気。

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カクテルメニュー 

キャストの制服はオーソドックスなミニスカートタイプのメイド服で、嫌いな人はおそらくいないと思う。いわゆる万人受けする制服という感じ。ただ、コスプレデーなどを除いて制服が1種類しかないのが少し寂しい。個人的には制服が2種類くらいあってもいいんじゃないかと思う。

 

この店でなんといっても魅力的なのは、チャージ料が無いことと(17時以降はお通しが出る)、酒の良心的な価格からくる際立ったコスパの良さであろう。兎にも角にも会計が高くなりがちな秋葉原の店において、普通のレストランなみの金額で飲み食いできる上に、料理の種類も豊富。季節の限定メニューや日替わり丼とかもあって食事だけの利用でも楽しく、ティータイムにはケーキドリンクセットなども頼める。

 

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メイドカフェの基本 オムライス

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ウイスキーが種類豊富なうえに比較的リーズナブル

酒類に関しても、カクテルを多く取り揃えるほか、日本酒やスピリッツ類までカバー範囲は抜群。酒好きな人はカウンターに並ぶ多数のボトルを見るだけでもうワクワクが始まってしまうだろう。ウイスキーもなかなかの品揃えでありながら全て一杯1000円以下で飲めるという良心的な価格設定。響やマッカランといった銘柄もそろえているのでウイスキー好きにはたまらない店といえる。

 

ちなみに、『電気街』という名前のオリジナルカクテルもある。ジンをベースにオレンジジュースとジンジャーエールを混ぜるらしいが、こちらも飲みやすくて優秀。

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オリジナルカクテル 『電気街』

 

このようにおよそ死角らしい死角が見当たらないこの店だが、あえて欠点をあげるとするなら人気店ゆえにカウンターに座れる確率が低いこと。それから混雑する時間帯は待つ可能性が高いということくらい。冗談抜きでそれ以外はあまり欠点が思いつかないのが正直なところだ。

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お昼時には専用のメニューがある

 

珍しいのは、キャストのSNSを見ても出勤情報がなく、出勤しているメンバーが実際に店に行くまで分からないということ。なので推しのキャストが出勤してるかどうかは運任せになってしまうところもある。まあ価格がすこぶる良心的なので、そのへんは一種のギャンブル要素として楽しむくらいの余裕が欲しい。

ただ、お店の公式アカウントでの投稿に、たまにキャストが複数人で写っているときがあるので、それを見ればある程度予想することもできる。

 

全体的にべた褒め記事になってしまったが、筆者が申し上げていることはおそらく一度行ってみればお分かりいただけると思う。店内コンサートや萌え芸はないが、そういったものに興味のない人になら真っ先にオススメする店である。機会があれば横浜店と大宮店にも出張したい。

 

 

第5回コンカフェ巡り Melty Brawn

今回紹介するのは、コンカフェ Melty Brawn。

 あまり悪く言いたくは無いが、ここ最近で一番訪問を後悔した店でもある。とはいえ、雰囲気が特徴的で魅力的な面もあるのでいろいろ書いていきたい。

 

店の場所は神田明神通り沿いの雑居ビル内で、秋葉原駅からは歩いて5分ほど。行ったきっかけはというと、平日22時過ぎに秋葉原をぶらぶらしているところをメイン通りで客引きしてたキャストに拾われたから。

ちなみに、少しずつ店内の雰囲気が異なるグループ店舗が、秋葉原周辺に数店存在するらしい。

 

さて、店内に入るとすぐに分かるが、ここは土足禁止である。なので訪問する際には脱ぎ履きしやすい靴を履いていくのがお勧めだ。最近出店した他の某コンカフェそうなのだが、最近は土足禁止にするのが秋葉原の流行なのだろうか・・・。

 ビルの中にある店舗なので外からはわかりづらいが、中の雰囲気がかなり特徴的である。下の写真で紹介しているように甲冑やチェス盤などが多く置かれ、まるで西洋の骨董屋を思わせる。

 

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アンティークな雰囲気が好きな人は、この内装をぱっと見ただけでこの店の虜になってしまうかもしれない。一方で、鹿の剥製や不気味な仮面などもあるので苦手な人もいるだろう。それはさておくとしても、ここまでの数の小物を集めるこだわりには思わず感服させられる。

 

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ドリンクメニューの一部

メニュー内容の写真をほとんど撮り忘れてしまったが、内容としてはオーソドックスなコンカフェのメニューといったところ。

ウイスキーは値段はそれほど安くないが、ロックで頼んでもかなりたくさん注いでくれるので(ダブルよりも少し多いくらい)1回頼めばかなりの時間は過ごせそうだ。

他のドリンクはそこまで高い印象ではないが、ボトルの値段が他のコンカフェと比べて少々高い感じもする。フツー、モエシャンって¥20000以下で飲めるもんなんじゃないのかな・・・。

 

 ちなみに時間当たりのチャージも800円と少々高め。

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お手洗いの前の洗面台 小さい甲冑がかわいい

さて、前置き(?)はこれくらいにして、この店で後悔したポイントについて書きたい。

それは、とにかくキャストが皆がめついところ。キャストたちは皆ノリが良くて楽しい雰囲気なのだが、店長から若い子までみんなもれなくドリンクをあっという間に飲み干すので、まごまごしてるとキャストドリンク代が凄まじいことになる。

 

訪問した当日のことだが、飲んでいる筆者の前にキャストの女の子が来て話していたのだが、その子に「飲んでもイイよ」と言ってしまったのが運の尽きだった。あろうことか店長も加わって、僅か30分で2人がかりで6杯は飲んだだろう。筆者が悪いのかもしれないが、初回訪問の客に対していくらなんでもやり過ぎではないだろうか・・・。舐められたものである。閉店間際に行ったせいもあり、なんだかその日一日の売上不足分をまるごと押し付けられたような気分になった。

 

アンティークな雰囲気は好きな感じだったが、キャストがあんな感じなのであれば、グループの他の店舗を含めてもうこの店に行くことはないだろう。

 

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第4回コンカフェ巡り 鉄道居酒屋 Little TGV

4回目となるコンカフェ巡りシリーズ。
今回紹介するのは、秋葉原に数あるコンカフェのなかでも珍しい、鉄道をテーマにした居酒屋、『Little TGV』について書いていきたい。個人的にはなかなかの優良店だと思っている。

 店舗は秋葉原のメイン通りのやや末広町よりに位置している。雑居ビルの2階にあって看板とかも特に出ていないので、うっかりしていると通り過ぎてしまうことも・・・。

同じビルに入っている『メイドカフェ ぴなふぉあ』の看板が目立つのでこれを目印にしよう。 

 

さて、入店すると説明がなされるが、この店そのものが『新秋葉電気鉄道』という鉄道会社が運営する居酒屋という設定らしい。なのでキャストのことは『乗務員』、営業時間のことは『運行時間』と呼称されるほか、食器を下げることを『回送』と言ったりもしており、注意して聞いているとなかなか面白い。もちろん、キャストの制服は鉄道会社の制服がモチーフ。

そして鉄道会社らしく、交通系電子マネーで支払いが出来るのも特徴的だ。

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最初に発券される切符 複数枚集めると割引き特典がある

入店するとまず、チャージ料とお通し代がセットになった切符が発券され、これを受け取った後に席へ案内されることになる。ちなみにこの切符は持ち帰ることができ、何枚か集めると割引特典が有るのだとか。

座席は一般的なテーブル席が多めで、カウンター席は無い。カウンター席がないというのも、秋葉原では珍しいケースである。

本物の鉄道座席を使ったテーブル席も少数有るので空いているときはぜひそこに座ってみよう。

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本物の鉄道座席を使った客席

鉄道がコンセプトである一方、『居酒屋』というだけあり、他のコンカフェに比べるとメニューが特徴的である。秋葉原では定番の、オムライスやお絵かきカフェオレといったものはなく、焼き鳥、イカ焼き、揚げ物といったものがフードメニューにならぶ。さらに飲み会向けの飲み放題コースメニューなんてのも用意されていて、メニューだけ見れば完全に大衆居酒屋のそれである。実際、私が初回行ったときは、会社員のグループと思しき団体客が一角にいた。

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居酒屋に近いフードメニュー

 

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オリジナルカクテルの一部

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カクテルメニュー 名称にも注目

1時間につきワンオーダー制だが、追加のチャージは発生せず、他のコンカフェと比べると料金は比較的良心的。

お酒とともに料理をいくつか注文してみたが、どれもなかなかいい感じである。とくにどこか懐かしい感じのする新幹線プレートは、見た目がかわいらしくておすすめだ。から揚げやポテトなどが載っているので、つまみとして気軽に頼むことが出来るだろう。

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新幹線プレート

 

 お酒に関しても、見た目も味も楽しいものばかり。新幹線や在来線をモチーフにしたものから、じゃんけんで味が決まる恐怖のカクテルまでさまざまだ。当日筆者はキャストとのじゃんけんに勝ったので『のぼり』のカクテルを飲むことが出来たが、負けると『くだり』になるらしく、これがかなり人を選ぶ味なのだという・・・          おなかが『くだり』にならなければいいのだが・・・笑

いっぽう、列車名がついているカクテルは、その車両のカラーを模しているものが多い。キレイな色のカクテルは一見の価値ありといえよう。

 

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オリジナルカクテル 新秋葉原電気鉄道『のぼり』

 

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オリジナルカクテル E5系

料理や酒が個性的で楽しい反面、キャストに関しては正直人によって愛想の差が激しいように思う。話好きなキャストは電車トークとかをよくしてくれるが、いっぽうの無愛想なキャストは手が空いている時でも人のテーブルを覗き込むだけで話しかけても片手間な感じ。あくまで居酒屋だからこんなもんなのだろうか・・・。

ウリのひとつであるNゲージレイアウトにしても、なかなか本格的なつくりをしているが、客席の端っこのほうにあるのがさびしいところ。配線の関係とかで難しいのかもしれないが、どうせなら店の真ん中にドカンとNゲージレイアウトを置いてそのまわりにカウンターテーブルを設けるほうがお客も楽しいのではないかとも思う。

 

全般的にみると、コスパや飲食の質は優良なほうに入ると思う。だが、鉄道員のコスプレ居酒屋なのか、ガチな鉄道マニア居酒屋なのかといったところでどっちつかずになっている感も少しある。本物の鉄道座席やナンバープレートといったマニアックなアイテムが有るのだから、Nゲージレイアウトを増強すれば鉄道ファンの集客力はかなり増すのではないか。

 

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オリジナルカクテル 0系ひかり

第3回コンカフェ巡り Aqua Princess

今回紹介する店は、コンカフェ『Aqua Princess』。神田明神通りから少し入ったところの、メイン通りに面したビルの2階に店舗はある。ビルの前に大きい看板が立っているのでおそらく見落とすことはないだろう。

 

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入口の雰囲気が独特

 

店名から想像できる通り、この店は海で暮らすお姫様候補(アクア)たちが立派な花嫁となるべく、人間界に修行しに来ているという設定。テーマにあるとおり店内は海底をイメージした青が基調の暗めの空間であり、雰囲気はなかなか特徴的。青の洞窟でも意識しているのだろうか。岩壁を模した壁はかなり本格的で、ディズニーシーのマーメイドラグーンを思わせる。

とくにカウンター席は雰囲気抜群なので、一人で訪問した際はぜひカウンターに座ってみよう。

 

その一方で、店内にはシンプルながらカラオケステージもあり、ちょっぴりアイドルカフェっぽい雰囲気もある。現に、コスチュームも水色のドレスとアイドル衣装をミックスさせたようなデザインだ。頭にはティアラ風のかわいいカチューシャもついており、個人的には秋葉原のコスチュームの中でもかなり好きなほうに入る。

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小さいながらステージもある

 

中央通りやメイン通りによくキャストが立っているので、行きたい場合は水色っぽいコスチュームを目印に声をかけよう。ただし、付近にたくさんいるぼったくりバーの客引きに間違ってついていかないように!

 

初回訪問時は暗めの雰囲気に気圧されてしまうかもしれないが、キャストたちの愛想はなかなか良いのでびびることはない。なかには少数ながらアイドルばりにスター性のある子達もいるのでおしゃべりは楽しいはず。初見のお客さんに対してのドリンク要求とかも激しくないので、店の雰囲気とは裏腹にコンカフェ初心者向けといえるだろう。

 

 料理も酒もなかなかの充実度合いでとくにオリジナルカクテルは値段こそ張るものの、店の雰囲気も手伝って好感が持てる。

お酒が飲める人ならいろいろ注文してみると面白いだろう。

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アルコールメニューはオーソドックスな品数

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難点は、ほかのコンカフェ以上に値段が張りやすいことだろうか。オリジナルカクテルはおいしいのだが、ブロマイドやカラオケとセットでしか注文が出来ず、料理とかに関してもそこそこいい値段設定。軽く一杯飲んで少しつまむだけでも2000円3000円はすぐに飛んでいってしまうのでそこそこの出費になることが多い。

その一方、出勤キャストがかなり少ない日もあったりするので、それだけの料金を払う価値があるかどうかは運次第な感じだ。とはいえ、同じくらいの価格帯になる他のコンカフェに比べればコスチュームやステージの面でアドバンテージがあるので、そんなにコスパが悪いとも言い切れないところ。

かわいいキャストもいるので、個人的に一度はぜひ訪れていただきたい店である。