第14回コンカフェ巡り うさぎつね
まったく、最近暑すぎる・・・。
連日のように危険な暑さと報道はされているが、もうそんなレベルを通り越しているように思うのは筆者だけだろうか。
当然秋葉原のコンクリートジャングルも例外ではない灼熱で、「一刻も早くHoneyHoneyでビールを飲みたいっっ!」と昼間から思ってしまったとして誰が責められようか。
とはいえ、いつまでもHoneyHoneyに籠っていてもしょうがないので、再び汗だくになりながらわっせわっせと新しいお店に出向いていてみた。
前フリはこれくらいにして今日もお店の紹介に行ってみましょう~。
今回紹介するお店は日本酒ガールズバー うさぎつね。第12回コンカフェ巡りで訪れたバニーパレスの系列店で、しかも所在地はバニーパレスと同じビル内。秋葉原駅の昭和通り口から非常に近いところである。
しかし、ドアを開けて中に入ると、バニーパレスと全く違う雰囲気に驚愕することになった。
写真を用意できなくて恐縮だが、店内は非常にコンパクトな造りになっており、卓は弓なりにカーブしたカウンターのみ。1人客が5組も入れば満席になってしまうほどで、言うなれば『隠れ家』といった趣。
というのも、このお店はOJT中などを除いて基本的にキャストさん(女将さんと呼ぶ)一人でまわしているということなので、そう考えればこの小ささも納得である。実際、筆者が訪れた時は筆者含めて5人の客数だったのだが、女将さんはけっこう忙しそうにしていた。
しかし、客数が少ないということとお店の雰囲気とが相まって、バニーパレスよりも格段にゆったりとした雰囲気に感じられる。
さて、メニューの紹介に移ろう。
流石、系列店だけあってシステムについてはバニーパレスと非常に似ており、飲み放題50分¥3000で自動延長制。21時以降にセット料金が変わるというのも一緒である。
しかし、メニュー内容となると幾分異なってくる。まず、飲み放題のビールはバニーパレスと違って瓶ビールが提供されるし、焼酎やジントニックも取り扱っていない。それに、お冷に関してもテーブル上に置かれていてセルフサービスとなっているので、このへんからも女将さん一人でまわすための工夫が見て取れる。
生ビールをグイっとやりたい時には他店舗に軍配が上がるかもしれないが、ゆっくりと瓶ビールで過ごしたい方にはこちらも良いかもしれない。
そして、このお店の最大の特徴と言えるのが飲み放題に日本酒が含まれている事だろう。これこそバニーパレスと大きく違うところであり、このお店が日本酒バーたる所以ともいえる。
上の写真にあるようにその日の日本酒が5種類カウンター奥に提示されており、もちろんどれを飲んでもいい。しかも対象の瓶が空くとその都度新しい日本酒がおろされるので、タイミングが良ければ6種類以上の日本酒を飲み比べることもできちゃうのだ。
さらに提示されている5種類をすべて1杯ずつ飲み終えると、メニューに載っていないお酒が解禁される。これは『女将のかくし酒』と呼ばれ、数種類から選べるようになっている。つまり、タイミングにもよりけりだが、1回の訪問でなんと7~9種類くらいの日本酒飲み比べが楽しめるという事になる。
日本酒そんなにたくさん飲めないよ! という方もいらっしゃるかもしれないが、下の写真にあるように1回の注文で入れてくれる日本酒はおちょこ1杯分でしかない。したがって、5種類飲み比べてかくし酒を解禁させること自体はそれほどハードルは高くないと思われる。もちろん飲み比べにこだわらず、気に入った酒をずっと飲みながらおでんをつまむというのもまた一興だろう。
フードに関してはおでんの他に小料理とかもある。これも日替わりとなっており、壁に貼ってあるメニューの中から2つを選んで¥500。これはなかなかお得ではないか。しかもどれも日本酒に合いそうなメニューである。
ちなみに、バニーパレスと同様キャストドリンク(女将に一杯)は¥1100で、キャストさんから催促されることはない。
また、キャスドリを入れるとキャストさんの写真を撮れるというのも同じである。バニーガール姿を撮れるバニーパレスに比べると撮る人は少ないらしいが、綺麗な和装のキャストさんは一見の価値ありと言えよう。
まとめると、日本酒がお好きな方であれば、まず間違いなくオススメなお店と断言できる。基本的な飲み放題のセット料金だけでこれだけの日本酒を楽しめるというのは、秋葉原周辺のお店を見渡してみてもかなりエッジの効いている部分だろう。
ただ、バニーパレスのようにセクシーなキャストさんがたくさんいて賑やかという感じではなく、日本酒が飲めないとなると多少割高に感じてしまう値段設定なことから、バニーパレスより多少は人を選ぶ感があるのかなと個人的には思う。
正直なところ、日本酒を普段から飲まない方とか、キャストさんとワイワイ話したい方にとっては他のお店の方が合うかもしれない。
しかし、この少人数でのまったりとした空気感は、ハマる人にはとことんハマる居心地の良い場所になるはずだ。ぜひ、日本酒好きの方には訪れて欲しいお店である。