第15回コンカフェ巡り ドミソガーデン
15回目となるコンカフェ巡り記事。
バニーパレス、うさぎつねについて書いた勢いのままさらにもう一つの系列店、ドミソガーデンについて今回は書いていきたい。
前に紹介した2店舗とこれまた同じビルに所在するドミソガーデン。お店のコンセプトはキャンプとアイドルソングといったものらしい。お店の看板は他の2店舗と違ってキャストさんの姿がイラストとなっており、この辺からも少し異なった雰囲気が感じられる。
ドアを開けて入ると柔らかい雰囲気の店内で爽やかな色の制服に身を包んだキャストさんが出迎えてくれた。
店内はとても開放的で、バニーパレスやうさぎつねのように照明が暗めという感じはなく、いわゆる正統派なコンカフェと言える雰囲気。ある意味、上記の系列店と比べて一番秋葉原らしいとも言える。
キャストさんの制服は、白襟とピンクのラインが特徴的な水色のトップスに長めのスカートを合わせたもので、いわゆるアイドルらしいコスチュームとは一味違う清楚な雰囲気を醸し出している。上の看板に描かれている制服がそれだ。
この制服はスカートがしっかりとした長さであるため、ミニスカートに抵抗のあるキャストさんたちから人気なのだそう。じつは襟元のリボンタイも数種類あるらしく、デザインした人のこだわりが感じられる。
キャンプがテーマということもあってか、店内には小さいテントもあるし、テーブル席はキャンプ仕様になっている。アイドルソングも流れてはいるが、そんな大音量というわけでもないので、知らない方であっても雰囲気に馴染めないということにはならないはずだ。
ちなみにカウンターの反対側の壁は広い面積の鏡張りとなっている。これがあることで店内がとても開放的に見える上に、筆者のように後頭部がハゲていたらキャストさんに一発でバレるという素敵システムである。笑
アホな冗談は置いておいてシステムの紹介に移りたい。写真のとおり飲み放題のプランをとっている。書かれている内容が多くて複雑そうに見えるが、要するに50分制の飲み放題で、あとは時間ごとの料金が上乗せされていく方式である。
1時間当たりの値段で見れば他の系列店舗よりリーズナブルだ。一応チャージ料があるものの、これはLINEの登録で簡単に無料になるので考慮には入れないことにした。
営業時間は平日が16時から、休日が12時からとなっていて、クローズは少し早めの22時となっている。休日でも17時からの営業で、夜のお店の印象が強いバニーパレスやうさぎつねとはこういったところでも差別化が図られていると言えよう。
驚きなのは、飲み放題にクラフトビール飲み放題が付いているうえにカレーライスも食べ放題という事。個人的には、秋葉原界隈の店でカレーの食べ放題が付いてくるお店というのを初めて見た気もする。やはり、キャンプと言えばカレー!なのだろうか。
そしてこのカレー、食べ放題というのが信じられないほどに美味しい。しかもキャンプコンセプトらしくカレー皿もそれらしい感じ。確かに、これを目当てに来店するお客さんが多いというのも頷ける。
ちなみにだが、このカレーはちゃんとキャストさんたちが作ってくれたものである。時間帯によっては、いそいそと下ごしらえに励むキャストさんたちを見ることが出来る。
しかしまあ、このレベルのカレーが食べ放題というコスパはなにげに凄まじい。
また、クラフトビールの飲み放題というのも珍しいところ。メニューにあるように、クラフトビールレパートリーのうち2つがその日のビールとしてピックアップされており、この2つが飲み放題となる。そして対象のビールが切れると新しい銘柄がおろされる寸法だ。このへんはうさぎつねの日本酒システムにも似ている。
そして、飲み放題にはもちろんソフトドリンクも含まれているのだが、その中でもコーヒーはなんと5種類から選べて、しかも目の前で豆から挽いて淹れてくれるというのだから素敵すぎる。
カウンター正面の棚に5種類の豆が用意されており、注文するとキャストさんがハンドミルでカラカラと豆を挽いてくれる。少し時間はかかるものの、コーヒー好きなら間違いなくうれしい演出だろう。そもそも、コーヒーを5種類も取り扱っているコンカフェというのがかなり希少だと思われる。
全般的に見て、コスパの面でも雰囲気の面でも掛け値なしに優れているお店と言える。制服もおしゃれだし、キャストさんたちの優しい対応も非常に好印象である。
何より、王道的なコンカフェの雰囲気もさることながら、多彩な見どころのおかげでこのお店はカバーする範囲がとても広い印象だ。
なにせ、ビール好きにはクラフトビールの飲み放題が、コーヒー好きには手挽きコーヒーの飲み放題が用意されているし、ガッツリ食べたい時にはカレーの食べ放題もある。それでいてそれらを内包する飲み放題のセット料金がお得なのだから、もう言うことなしだろう。
ドミソガーデン、ぜひおすすめしたい。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。