秋葉原コンカフェ キャストドリンクの闇

キャストドリンク恐るべし

 

すこし前に書かせていただいた地雷店の特徴という記事のみならず、当ブログにたびたび登場しているキャストドリンクというシロモノ。

今回はそのキャストドリンクに関して、過去の体験なども交えながら掘り下げてみたいと思う。どうにもグチグチとした話ばかりで恐縮だが、お付き合いいただけると幸いです。

 

まずは、当ブログの最初の記事から、キャストドリンク(乾杯ドリンク)とはなんなのかを今一度振り返ってみることにする。

 

乾杯ドリンク  

いわゆるキャストドリンクで、もちろん客の支払い。キャストから「一緒に乾杯してもいい?」とか「ご褒美もらっていい?」と言われたら、ドリンクをねだられていると思って間違いない。店によっては『ごほうびドリンク』や『捧げもの』など、独自な呼び方も多数ある。名前は可愛いがコレが結構怖いシロモノで、一杯1500円とかすることもザラ。

また、一部の悪質店は乾杯しないと女の子がしゃべってくれず、半ば強制的に帰らされるような場合もある。

店のモラルが露呈しやすい。

 

 

最初に言っておきたいのだが、筆者自身、キャストドリンク=悪とは考えていない。

そもそもクラブ、キャバクラ、ガールズバーなどでもこういう女の子のドリンクを客が負担するというシステムというのはごく当たり前であるし、そういう場に飲みに行ってドリンクのひとつも飲ませないような客側もどうかとは思う。

それにお店だって営利企業であるわけだし、当然利益だってあげなければいけないのもわかるのだ。

 

とはいうものの、やはりコンカフェのキャスドリはどうにも割高な気がしてならない。いくつかのポイントに分けて考えてみることにする。

 

・ドリンクいれたところでキャストが付くわけではない。

当たり前だがコンカフェというのは営業形態上、普通の飲食店である。推し、というものはあれど指名とかのシステムなんて当然ない。

そもそも、接待を伴う飲み屋と違い、通常の飲食店というくくりのこういう店で、ドリンク制というのはいかがなものだろうか。極端な話、コンカフェでのキャスドリは客側のメリットは非常に薄いのである。

ましてや、キャストさんから客側に催促するなど意味不明である。

 

 

・未成年キャストが多い

キャバクラのキャストさんたちだっていつもいつもアルコールを飲んでいるわけでもないとも思うが、コンカフェの場合はベースの部分からまず異なると考えている。

というのも、店によっては未成年キャストのほうが圧倒的に多い場合があるのだ。しかもタチの悪いことに地雷店ほど未成年キャストばっかりという傾向がある気がする。(これは数年前感じたことなので今は違うかもしれない)

 

これの何が問題かというと、アルコールが入っていない分、キャストドリンクの無くなるペースがアホみたいに早いのである。

なにしろそんなキャストたちが飲むのはウーロン茶。それをコップ一杯飲み干せばそれだけで1000円以上。それを何回も繰り返すのだからもう笑うしかない。アルコール入りの飲み物ならそんな飲み方など出来ないだろう。

ためしにちょっと怪しめの店に入ってそのへんのキャストに「ドリンク飲んでもいいよ」と言ってごらんなさい。早飲み対決かというくらいガブガブとドリンクを飲むキャストを見ることが出来るはずだ。

もはやなにかのギャグとしか思えない。もっとも、かなり観覧料の高いギャグになるのは間違いないが。

 

 

・単純に高いし、自動的に数が増える

キャスドリの値段は店によって違うものの、高いところだと一杯1500円とかする。人によって感じ方は変わると思うが、皆さんはこの数字を見てどう思われるでしょうか。繰り返しになるが、これは高級クラブでもキャバクラでもない、コンカフェでの話である。

個人的には1000円超えてくると高いなぁと思えてくる。

 

ちょっと話は変わるが、キャバクラなどでキャスドリを入れた時を想定したい。

ドリンクを飲み終えたキャストさんとお客さんとの間にどういう会話がされるだろうか。おそらく、「もう一杯飲みなよ」とお客さんが言うか、「もう一杯頂いてもいいですか?」とキャストさんが言う事によってお互いの意思確認をするのが普通だろう。店のレベルにもよると思うが、最低限そういうところの礼儀を通すのが大人の酒飲み場というものだと思っている。

 

ところが、地雷コンカフェにそんなまどろっこしい礼儀なんてどうやら必要ないようである。なにしろ、ちょっとでも飲んでいいよと言ったが最後、関係ないキャストまで出てきてみんなでガブガブ飲み始める店もあるくらいだ。もう一杯飲んでいいかの確認なんてまったくされずに30分足らずで6杯飲まれたこともあるほど。

本当に舐められたものである。1500円分のものを無条件でガブ飲みできるほどあんたは魅力的なんですかっていう話だ。

 

 

なんとなく考え付く要因はこんなものか。ほとんど愚痴でしかないようなものではあるが、これは紛れもなく筆者自身が実際に見てきたものである。

 

繰り返しになるが、冒頭で書いたようにキャストドリンク=悪だとは思っていない。実際に秋葉原にあるコンカフェのなかにも、キャスドリ入れても気にならないような店だってある。

別に大げさなリアクションなど無くても、ドリンクを入れた後のキャストさんの表情や飲むペースなどを見れば、キャストさんが客に対してどう思っているかなんて、いくら鈍感でもだいたいは分かる。

それに優良店のキャストさんは、ドリンクの有無に関わらずこちらの目を見てしっかり接客してくれるものである。そういう雰囲気ならばキャスドリのお金なんてちっとも惜しくは思わない。

例えば、直近の記事で紹介させていただいたクラリスベールクイーンズコート、かつてのアリスインラビリンスなどがそうだ。

 

 

さて、ずいぶんとまとまりのない記事にはなってしまったが、とにかく記事内で述べたようなキャスドリがエグい店に当たってしまった場合には、一刻も早く店を出る事を強くお勧めしたい。

そんなの店単位じゃなく、キャストさん個人の問題じゃないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、朱に交われば赤くなる、という言葉もあるように、キャストさんの態度すなわちその店の姿勢と考えて差し支えないと思っている。

 

とある店では、キャスドリを入れなかったお客が店員に脅迫めいたことを言われた挙句に出禁にされるということもあったらしい。店側にも様々な事情があるとは思うが、ここまでくるともはや病気とすら言える。

 

 

どうしてもお気に入りのキャストさんがいるとかだったら別に止めはしないが、そうでないならモラルの無いお店に使うお金も時間ももったいないというものである。

だって、雰囲気とコスパが素晴らしい優良店も、秋葉原界隈には確かに存在するのだから。