第16回コンカフェ巡り 幽幻飯店
第16回目のコンカフェ探訪。
今回紹介するのは中華系コンカフェの幽幻飯店。第11回コンカフェ巡り記事で紹介したクイーンズコートの系列店である。
メルヘン系だったりセクシー系だったりが多い秋葉原近辺のコンカフェの中でも異彩を放つ中華系コンカフェということもあり、かねてから気になっていた店舗である。
コンカフェが多く店を構えるメイン通り中心付近に位置し、系列を同じくするウィッチズガーデンと同じビルにある。立地的に他店舗からのはしごでも行きやすいだろう。
コンセプトは写真の通りで、キャストさんはキョンシーという設定らしい。キョンシーというわりにキャストさんはばっちりチャイナドレスを着ているのだが、まあそこは気にしてはいけない。おそらく大半の人はキョンシーコスよりチャイナドレスの方が好きだろうし。
それにこのチャイナドレス、一般的なものと違って胸元の露出がなかなかセクシーであり、一見の価値ありだ。
店内はかなり凝った装飾となっており、中華街などにあるお店にも引けを取らない。特に天井付近を彩るカラフルな提灯が一層華やかな雰囲気にしている。クイーンズコートと同じく店内はいくつかのカウンターに別れていてテーブル席は無い構造。
システムはやはりというか飲み放題形式であり、アルコール有りなら最初の30分は¥1700でその後の延長は30分あたり¥1500である。最初の30分の料金はクイーンズコートに比べてちょっとだけ高いが、これくらいは誤差の範囲だろう。
ちなみに曜日によっては翌5時までの深夜営業をしていて、その場合は23時以降に料金形態が変わるのでよく確認していただきたい。
さて、先般紹介したクイーンズコートも同様だったが、このグループの魅力はなんといっても多彩なフードメニュー。もちろんクイーンズコートと毛色は大きく異なり、メニューに並ぶのは本格的な中華料理の数々。
特に注文が入ってから蒸籠で調理してくれる点心類は本格的な中華料理店にも引けを取らない素晴らしいクオリティーである。
また、グランドメニューの他にも、日替わりメニューがある。これもかなり美味しいらしく、お昼時などはこのメニューだけを目当てに来店されるお客さんもいるのだとか。
飲み放題のメニューに関してもまったく文句なしの充実度。訪問したけど飲みたい酒が無い、といった事態はまず起こらないだろう。ビールは黒生もそろえているし、中華料理店らしく紹興酒まで飲み放題に含まれている。
紹興酒を飲みながらおいしい点心をつつくそのひと時は、はっきり言ってコンカフェという括りを軽く超越している。
まとめに入るが、雰囲気、料理、飲み物すべてがかなり高いレベルと言っていい。
飲み放題の値段もまあ標準的だし、本格的な中華料理の数々は酒好きの心を魅了して止まない。もちろんノンアルコールの飲み放題プランもあるので、お酒なしでランチを食べたい時にも魅力的な選択肢になることだろう。
難点としてはクイーンズコートと同様、カードの支払い時には10%上乗せされるということがある。これはどうやらこの系列で共通していることのようだ。
まあここで言ってもしょうがないので、とにかくこの系列に行くときは現金をしっかり持っていくしかないのだろうか。
ともあれ、料理も酒も美味しい幽幻飯店、かなりオススメである。
秋葉原ぼったくり店 キャスドリ事情
今回はコンカフェ巡り記事ではなく、またしてもグチグチとしたお金の話をしようかと思います。
このブログで何度も書いている事ではあるが、秋葉原近辺のお店は本当に玉石混合。地雷店と優良店が入り混じっていてコスパよく飲める日ばかりとはいかない。
とはいえ、改めて考えてみるとやはりこの地雷店とそうじゃない店との違いはキャスドリのあり方なんじゃないかと思えてくる。
まあ、中にはキャスドリ云々より店の雰囲気や女の子がヤバいというタイプの地雷店もあるが、はっきり言ってゴミだったと思えるお店の9割がたはサービスと釣り合わない会計金額が原因だと思う。そして、それは概してキャスドリに絡んで発生するのが大半だと感じるのだ。
ということで、すでに以前の記事でも書いたことなのだが、今回改めてコンカフェのキャスドリについて考えてみたい。
先ずはキャスドリ絡みでコスパ悪だったケースを3つ紹介したいと思う。ちなみに以下のケースは全て初回訪問時の出来事である。時間が経っているので金額については若干の差異があるかもしれません。
ケース1
以前も紹介した界隈では有名な地雷店。飲み放題30分¥2000なのだが、席に着くと必ずキャスドリ¥3000~を注文しなければならず、それが無いと半ば強制的に帰らされる。
そもそも○○円のドリンクを入れればおしゃべりができるというシステム自体がおかしいということに気付かなったのだろうか。
滞在時間30分 飲み放題¥2000+キャスドリ¥3000で¥5000。
ケース2
飲み放題ではないガールズバースタイルのとある店。遅い時間に訪問し、店内は客が筆者ひとりのみの状況。ウイスキーを飲みながらゆっくりと過ごそうと思ったのだが、店内にいた2人のキャストにやたらとキャスドリを飲まれ、あっという間に恐ろしい会計に。
滞在時間40分 チャージ¥800+ドリンク¥1000+キャスドリ6杯¥6000で¥7800。
余談だが、このお店ではビールが取り扱っていなかった。今の筆者であれば最初の時点で危ないと気づいたかもしれない。詳しくは下の記事をご参照いただきたい。
ケース3
飲み放題のガールズバースタイルのお店。キャストさんのリーダー的立場の人は親切で良い人。だが、カウンターに座ると別のキャストが前に来て自己紹介もなくいきなりのキャスドリ催促。言っては悪いが愛想だけでなく見た目の方もお察しくださいレベル。これはダメな店だったと気づいてハイボールを飲み終えたらそそくさと退店。
滞在時間25分間 飲み放題¥3500+キャスドリ¥2000で¥5500なり。
とまあ、書いていて自分が恥ずかしくなる失敗談だが、これらを振り返るとある共通点がでてくる。
それは初来店でまだまともにしゃべってないうちから、とりあえずビールのノリでとりあえずキャスドリを頼まされること。
これは本当に腹が立つことで、ここはテメェの休憩所じゃねえんだよと言いたい。こういった手合いははっきり言ってリピーターになってもらおうという意識など微塵も無く、店に初めて来た客であってもとりあえず取れるだけのお金をむしり取ろうという意識しかないのだろう。
もちろん以前の記事で言及したように、筆者自身キャスドリが悪とは考えていない。ボロクソ言ったあとだと説得力がないかも知れないが、サービスが良いと感じたお店のキャストさんに対しては、キャスドリくらい出してお礼を伝えたくもなる。
だが、上記のようにまともにしゃべらんうちから当然のごとくキャスドリ催促するのはやはり違うと思う。それならいっそのこと、チャージ料にキャスドリ代¥1500をプラスして最初から入国料¥2100とかにしたらいいだろう。
あとから手数料をバカスカ乗せる悪質中古車店じゃあるまいし、こういった二重価格表記ともとれるようなことをいつまで続けるのだろうか。
確かにお店というのは営利企業であり、売上を確保するのが使命ということも分かる。しかし、そもそもキャスドリありきじゃないと売上が確保できないということ自体おかしいのである。
それは、コロナ禍前からの長きにわたって存在し続けている優良店の数々が証明しているはずだ。
最後に、キャスドリ地雷店に当たらないためのポイントを紹介してこの記事を終わろうと思う。
1.キャスドリが¥1500以上のお店はほぼ例外なく地雷店
お店の雰囲気や対応が良く、キャストさんに一杯あげてもいいかなと思う優良店はせいぜいキャスドリ¥800~¥1000くらいだ。
たとえメニューが安くても、キャスドリが¥1500以上であればまず警戒しよう。
2.初回入店の最初からいきなりキャスドリ催促されたら地雷確定
これは上の文中でも述べているが、まだ何の関係性も作っていない初回来店の貴方に対して、いきなりキャスドリを催促する店が優良店なはずがない。
3.そもそもキャスドリが無いと確定している店にしか行かない
これを言ってしまっては元も子もないが、筆者のように気が弱くてキャスドリ催促を断れないような御方の場合は、キャスドリシステムが無いことが確定しているお店に行くのが無難だ。例えばハニーハニーやリリアングループ等。
また、キャストさんから催促しないと明言されており、実際にその通りなバニーパレスとその系列店もオススメである。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
第15回コンカフェ巡り ドミソガーデン
15回目となるコンカフェ巡り記事。
バニーパレス、うさぎつねについて書いた勢いのままさらにもう一つの系列店、ドミソガーデンについて今回は書いていきたい。
前に紹介した2店舗とこれまた同じビルに所在するドミソガーデン。お店のコンセプトはキャンプとアイドルソングといったものらしい。お店の看板は他の2店舗と違ってキャストさんの姿がイラストとなっており、この辺からも少し異なった雰囲気が感じられる。
ドアを開けて入ると柔らかい雰囲気の店内で爽やかな色の制服に身を包んだキャストさんが出迎えてくれた。
店内はとても開放的で、バニーパレスやうさぎつねのように照明が暗めという感じはなく、いわゆる正統派なコンカフェと言える雰囲気。ある意味、上記の系列店と比べて一番秋葉原らしいとも言える。
キャストさんの制服は、白襟とピンクのラインが特徴的な水色のトップスに長めのスカートを合わせたもので、いわゆるアイドルらしいコスチュームとは一味違う清楚な雰囲気を醸し出している。上の看板に描かれている制服がそれだ。
この制服はスカートがしっかりとした長さであるため、ミニスカートに抵抗のあるキャストさんたちから人気なのだそう。じつは襟元のリボンタイも数種類あるらしく、デザインした人のこだわりが感じられる。
キャンプがテーマということもあってか、店内には小さいテントもあるし、テーブル席はキャンプ仕様になっている。アイドルソングも流れてはいるが、そんな大音量というわけでもないので、知らない方であっても雰囲気に馴染めないということにはならないはずだ。
ちなみにカウンターの反対側の壁は広い面積の鏡張りとなっている。これがあることで店内がとても開放的に見える上に、筆者のように後頭部がハゲていたらキャストさんに一発でバレるという素敵システムである。笑
アホな冗談は置いておいてシステムの紹介に移りたい。写真のとおり飲み放題のプランをとっている。書かれている内容が多くて複雑そうに見えるが、要するに50分制の飲み放題で、あとは時間ごとの料金が上乗せされていく方式である。
1時間当たりの値段で見れば他の系列店舗よりリーズナブルだ。一応チャージ料があるものの、これはLINEの登録で簡単に無料になるので考慮には入れないことにした。
営業時間は平日が16時から、休日が12時からとなっていて、クローズは少し早めの22時となっている。休日でも17時からの営業で、夜のお店の印象が強いバニーパレスやうさぎつねとはこういったところでも差別化が図られていると言えよう。
驚きなのは、飲み放題にクラフトビール飲み放題が付いているうえにカレーライスも食べ放題という事。個人的には、秋葉原界隈の店でカレーの食べ放題が付いてくるお店というのを初めて見た気もする。やはり、キャンプと言えばカレー!なのだろうか。
そしてこのカレー、食べ放題というのが信じられないほどに美味しい。しかもキャンプコンセプトらしくカレー皿もそれらしい感じ。確かに、これを目当てに来店するお客さんが多いというのも頷ける。
ちなみにだが、このカレーはちゃんとキャストさんたちが作ってくれたものである。時間帯によっては、いそいそと下ごしらえに励むキャストさんたちを見ることが出来る。
しかしまあ、このレベルのカレーが食べ放題というコスパはなにげに凄まじい。
また、クラフトビールの飲み放題というのも珍しいところ。メニューにあるように、クラフトビールレパートリーのうち2つがその日のビールとしてピックアップされており、この2つが飲み放題となる。そして対象のビールが切れると新しい銘柄がおろされる寸法だ。このへんはうさぎつねの日本酒システムにも似ている。
そして、飲み放題にはもちろんソフトドリンクも含まれているのだが、その中でもコーヒーはなんと5種類から選べて、しかも目の前で豆から挽いて淹れてくれるというのだから素敵すぎる。
カウンター正面の棚に5種類の豆が用意されており、注文するとキャストさんがハンドミルでカラカラと豆を挽いてくれる。少し時間はかかるものの、コーヒー好きなら間違いなくうれしい演出だろう。そもそも、コーヒーを5種類も取り扱っているコンカフェというのがかなり希少だと思われる。
全般的に見て、コスパの面でも雰囲気の面でも掛け値なしに優れているお店と言える。制服もおしゃれだし、キャストさんたちの優しい対応も非常に好印象である。
何より、王道的なコンカフェの雰囲気もさることながら、多彩な見どころのおかげでこのお店はカバーする範囲がとても広い印象だ。
なにせ、ビール好きにはクラフトビールの飲み放題が、コーヒー好きには手挽きコーヒーの飲み放題が用意されているし、ガッツリ食べたい時にはカレーの食べ放題もある。それでいてそれらを内包する飲み放題のセット料金がお得なのだから、もう言うことなしだろう。
ドミソガーデン、ぜひおすすめしたい。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
第14回コンカフェ巡り うさぎつね
まったく、最近暑すぎる・・・。
連日のように危険な暑さと報道はされているが、もうそんなレベルを通り越しているように思うのは筆者だけだろうか。
当然秋葉原のコンクリートジャングルも例外ではない灼熱で、「一刻も早くHoneyHoneyでビールを飲みたいっっ!」と昼間から思ってしまったとして誰が責められようか。
とはいえ、いつまでもHoneyHoneyに籠っていてもしょうがないので、再び汗だくになりながらわっせわっせと新しいお店に出向いていてみた。
前フリはこれくらいにして今日もお店の紹介に行ってみましょう~。
今回紹介するお店は日本酒ガールズバー うさぎつね。第12回コンカフェ巡りで訪れたバニーパレスの系列店で、しかも所在地はバニーパレスと同じビル内。秋葉原駅の昭和通り口から非常に近いところである。
しかし、ドアを開けて中に入ると、バニーパレスと全く違う雰囲気に驚愕することになった。
写真を用意できなくて恐縮だが、店内は非常にコンパクトな造りになっており、卓は弓なりにカーブしたカウンターのみ。1人客が5組も入れば満席になってしまうほどで、言うなれば『隠れ家』といった趣。
というのも、このお店はOJT中などを除いて基本的にキャストさん(女将さんと呼ぶ)一人でまわしているということなので、そう考えればこの小ささも納得である。実際、筆者が訪れた時は筆者含めて5人の客数だったのだが、女将さんはけっこう忙しそうにしていた。
しかし、客数が少ないということとお店の雰囲気とが相まって、バニーパレスよりも格段にゆったりとした雰囲気に感じられる。
さて、メニューの紹介に移ろう。
流石、系列店だけあってシステムについてはバニーパレスと非常に似ており、飲み放題50分¥3000で自動延長制。21時以降にセット料金が変わるというのも一緒である。
しかし、メニュー内容となると幾分異なってくる。まず、飲み放題のビールはバニーパレスと違って瓶ビールが提供されるし、焼酎やジントニックも取り扱っていない。それに、お冷に関してもテーブル上に置かれていてセルフサービスとなっているので、このへんからも女将さん一人でまわすための工夫が見て取れる。
生ビールをグイっとやりたい時には他店舗に軍配が上がるかもしれないが、ゆっくりと瓶ビールで過ごしたい方にはこちらも良いかもしれない。
そして、このお店の最大の特徴と言えるのが飲み放題に日本酒が含まれている事だろう。これこそバニーパレスと大きく違うところであり、このお店が日本酒バーたる所以ともいえる。
上の写真にあるようにその日の日本酒が5種類カウンター奥に提示されており、もちろんどれを飲んでもいい。しかも対象の瓶が空くとその都度新しい日本酒がおろされるので、タイミングが良ければ6種類以上の日本酒を飲み比べることもできちゃうのだ。
さらに提示されている5種類をすべて1杯ずつ飲み終えると、メニューに載っていないお酒が解禁される。これは『女将のかくし酒』と呼ばれ、数種類から選べるようになっている。つまり、タイミングにもよりけりだが、1回の訪問でなんと7~9種類くらいの日本酒飲み比べが楽しめるという事になる。
日本酒そんなにたくさん飲めないよ! という方もいらっしゃるかもしれないが、下の写真にあるように1回の注文で入れてくれる日本酒はおちょこ1杯分でしかない。したがって、5種類飲み比べてかくし酒を解禁させること自体はそれほどハードルは高くないと思われる。もちろん飲み比べにこだわらず、気に入った酒をずっと飲みながらおでんをつまむというのもまた一興だろう。
フードに関してはおでんの他に小料理とかもある。これも日替わりとなっており、壁に貼ってあるメニューの中から2つを選んで¥500。これはなかなかお得ではないか。しかもどれも日本酒に合いそうなメニューである。
ちなみに、バニーパレスと同様キャストドリンク(女将に一杯)は¥1100で、キャストさんから催促されることはない。
また、キャスドリを入れるとキャストさんの写真を撮れるというのも同じである。バニーガール姿を撮れるバニーパレスに比べると撮る人は少ないらしいが、綺麗な和装のキャストさんは一見の価値ありと言えよう。
まとめると、日本酒がお好きな方であれば、まず間違いなくオススメなお店と断言できる。基本的な飲み放題のセット料金だけでこれだけの日本酒を楽しめるというのは、秋葉原周辺のお店を見渡してみてもかなりエッジの効いている部分だろう。
ただ、バニーパレスのようにセクシーなキャストさんがたくさんいて賑やかという感じではなく、日本酒が飲めないとなると多少割高に感じてしまう値段設定なことから、バニーパレスより多少は人を選ぶ感があるのかなと個人的には思う。
正直なところ、日本酒を普段から飲まない方とか、キャストさんとワイワイ話したい方にとっては他のお店の方が合うかもしれない。
しかし、この少人数でのまったりとした空気感は、ハマる人にはとことんハマる居心地の良い場所になるはずだ。ぜひ、日本酒好きの方には訪れて欲しいお店である。
秋葉原コンカフェ 優良店の傾向
ずいぶんと前のことになるが、このブログに地雷店の見分け方という趣旨の記事を書いたので、今回は逆に優良店にありがちな特徴を挙げていこうと思う。
まずは、先日書かせていただいたこの記事をご覧いただきたいと思う。
料金の安さや店の雰囲気など、何をもって優良店と感じるかどうかは人によって違うと思うが、この記事では前提として上の記事で挙げた5つの条件と反対であるというのを1つの目安としている。そのうえでさらに4つ、思いつく特徴を挙げてみたいと思うのでお付き合いいただければと思います。
今回挙げる4つの要素に関しても、全部を完全に満たす店などおそらく存在しないので、あくまで参考程度に留めていただけると幸いです。
それではいってみよう!!
1. チャージ料が1回きり もしくはお通し代のみ
のっけからこんなことを言ってしまうとコンカフェのほとんどが当てはまらなくなってしまうが、そういう店が存在するのもまた事実。希少すぎるのであまり参考にはならないかもしれないが、少なくともチャージ料の時点で良心的ならかなり安心していいだろう。
2. アルコール付き飲み放題が¥3000/H近辺
価格については各個人の主観によるところが大きく、キャストドリンクとかフードを高いと思うか安いと思うかは難しいため、ひとつの目安として飲み放題プランの値段に着目してみたい。
根拠として挙げたいのは秋葉原でも有数の巨大グループである、クイーンズフロンティアグループ。このグループ店舗の中でも値段が安めなクイーンズコートとウィッチズガーデンはそれぞれ60分飲み放題が¥3000となる。
というわけで、この2店舗を含め飲み放題が時間当たり¥3000くらいで収まる店舗ならば、少なくとも標準的とみて差し支えないだろう。飲み放題のメニュー内にビールや日本酒が含まれているお店なら、尚良い。
無論、仮にチャージ料が¥600、ドリンクが¥800だとした場合には1時間に3杯くらい飲まないと飲み放題は損になってしまうので、お酒を飲む場合には体調と要相談ではあるが。
ただこれはあくまでも主観だが、そこそこ大きくて飲み放題のシステムをとっているお店は、なんとなくだが強めのキャスドリ催促があまりない気もする。もちろん例外はあるだろうが、最近行った飲み放題システムのお店を思い浮かべると、どうもそんな気がしてならないのだ。
キャスドリがきつくないというのと会計が分かりやすいということもあり、飲み放題のお店は結構オススメである。
3. オリジナルカクテルが豊富
これは先日投稿した地雷店見分け方の記事で最後にちらっと記したことの続きになる。思い起こすとオリジナルカクテルの種類が豊富で、かつ美味しい店というのは基本的に優良店の傾向が強いように感じる。
例えばLittle TGV。ここは鉄道をモチーフとしたオリジナルカクテルが多く、とても楽しませてくれる。1で述べた条件のようにチャージ料も最初の1回しかかからないため、かなり良心的と言えるだろう。
ただし、オリジナルカクテルといっても他メニューよりけっこう値段が張ったり、セットでしか頼めないような店もあるのでそのへんはよく見る必要がある。
オリジナルカクテルが他のアルコールメニューとそれほど変わらない価格設定なら、そのお店は「当たり」の可能性が高い。
4. とにかくメニュー数が多い
これの代表例はなんといってもハニーハニーだろう。また、たくさんのフードメニューを揃えるクイーンズコートとかも当てはまる。
規模の小さい店に多数のメニューを求めるのは酷かもしれないが、メニューの数が多くてしかもそれらが常識的な値段ならば、それだけで安心する材料になるはずだ。
アルコールのメニューも同様なのだが、ことにフードメニュー数が多いということは、それだけの材料と人員を確保できる安定した売り上げに裏打ちされているからこそ。こういった店ではそうそう悪い気分になることは起きないはずだ。
なにしろ地雷店の場合、たとえ売り上げが上がったとしてもメニューの拡充とかに予算を使うわけがないのだから。
ざっとこんなところである。書いてて思ったのだが、地雷店の特徴をあげるよりもはるかに難しいものである。やはり人というのは嫌なことの方が記憶に残りやすいものであるらしい。
もちろんこれらに当てはまるだけで優良店と言い切れるわけでもないし個人的な感じ方も人それぞれだとは思うが、よろしければ参考にしていただきたい。
とはいっても、特定のお気に入り店舗に通うのももちろん楽しいのだが、まったく情報なしでイイ店を見つけたときの喜びというのまた、確かに存在する。そういう発見があるからこそ、筆者は性懲りもなくいつまでもふらふらとさまよっているのかも知れん。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
第13回コンカフェ巡り ラヴィアンローズ
第13回目のコンカフェ巡り。
かつて盛んに訪れていたアリスインラビリンスと同じビルに入っている店舗であり、存在自体は数年前から知っていたのだが、ふと思い立って今回改めて訪問してみたので書いていきたい。
さて、まずはこのカンバンに対して突っ込みを入れたいのだが、店の前にある看板にわざわざ地図を入れなくても・・・。だってこの看板を目にしているであろうお客はもう店の前に着いているわけであるし。笑
それよりも他のコンカフェのようにキャストさんの写真など、少なくともコスチュームの雰囲気が分かるような画像を入れた方がなんとなく目にとまりやすいような気もするのだが。せっかくお店のロゴが秀逸なだけに惜しい気もする。
まあ、どうでもいい御託は置いておいて店内の紹介。お店によると店内はヴェルサイユ宮殿をモチーフとしているらしく、キャストさんの制服はマリー・アントワネットをイメージしているとのこと。とても清潔感のある白い壁に豪華な装飾はなかなか雰囲気があって好ましい。
この手のコンカフェにしては珍しく、カウンターは無くてすべてテーブル席というレイアウトだ。とはいえ、通路側には椅子が無くてお客さんはみんなソファ側に座ることになり、通路側からキャストさんが飲みものとかをサーブしてくれる形となっている。そういった意味ではカウンターに近いと言えなくもない。
システムとしては1時間¥660のチャージ料で自動延長制というシステム。秋葉原の店ではよくあるオーソドックスなタイプと言えよう。
まあ、分かりづらいからメニューの表記くらい税込価格にしてほしいものだが。
さて、この店の特徴的なところは、居酒屋よろしくハッピーアワーというシステムがあること。
イベントがある一部の日を除いて、17時~20時まではドリンク類が半額になるのである。カクテル類なら¥440、ビールやウイスキーなら¥550で飲めるといった具合だ。コスト高めのビールが対象になっているのは驚きだし、ソフトドリンクまで半額になるのもうれしいところだろう。
先に紹介したバニーパレスのように、時間帯によってセット料金が変動するお店というのは存在するが、ドリンクの料金が変動するシステムというのは珍しい。
このハッピーアワーというシステム、秋葉原のコンカフェの中でもなかなかエッジの効いているところではなかろうか。というわけで、このお店に関しても訪問するなら早めの時間帯をおすすめしたい。
あと、モエシャンネクターが¥22000というところから考えると、ボトルメニューもなにげにお得と言える。こういったタイプのお店でこの値段で飲めるというのも結構少ないのではないだろうか。
まあ、キャスドリがアルコール入り¥1650となかなかの値段なのでキャストが飲みまくるとハッピーアワー分の値段なんてすぐに吹っ飛んでしまうのだが。以前訪れたときはそれほどキャスドリに執着する感じではなかったのだが、最近ちょっと変わったのかもしれない。
とはいえ、ハッピーアワーのシステムがある分お得という面も確実にあり、同じ様なチャージ料のコンカフェに比べればアドバンテージは十分と言える。
早めの時間帯に末広町近辺で飲む場合は、ぜひ候補に入れてみてはいかがだろうか。
コンカフェ巡り番外編 再びHoney Honey
以前にこのブログでも紹介したしたメイド喫茶Honey Honey。
秋葉原界隈のコンカフェのなかでも並外れたコスパの良さと多種類なメニューが素晴らしく、個人的には秋葉原に数多存在するコンカフェの中でも優良店の筆頭だと思っている店だ。
とはいえ、前々回の記事でも書いたように、昨今の情勢のなかで値上げを余儀なくされているお店があるのもまた事実。というわけで、Honey Honeyの現況を調べるべく、久しぶりに訪問しようと思い立った。
たまに訪問はしているものの、今回は前の記事を書いた2021年2月ごろとの比較になっているので、価格が変わった時期については不明な点もあるが、どうかご容赦いただきたい。
ホームページなどで見る限り、以前と比べてそれほど価格に変化はないように見えるのだが、果たしてどうだろうか。
まず結論から書くと、安定のコスパの高さは変わらなかった。
相変わらずチャージ料は無いし、メニューをざっと見てみた限りではフードメニューや酒類もほぼ値段が変わっていないように見える。オムライスやオムそばがちょっとだけ値上がりしているが、それも¥50とかなので、はっきり言って気付くほうが難しいくらいだ。
卵の値段がやたらと上がっている昨今、これくらいの値段で提供しているというのはなにげに凄まじいものがある。
酒類に関しても相変わらずの充実度で素晴らしいのひとこと。あまり気にしていなかったが、秋葉原の店でギネスビールを取り扱っているお店というのも珍しいのではなかろうか。それに加え、ジョッキで飲めるザ・モルツもうれしい。
暑い時期に秋葉原を歩き回った後、ジョッキでグイっとやるビールはやはり格別だ。
ウイスキーに関しては、ニッカ製品に¥100、サントリー製品に¥200程度の値上げは見られるが、品ぞろえの豊富さは相変わらずといったところ。国産ウイスキーに関しては昨今の物価上昇前からちょくちょく値上げがされていたし、これはしかたない部分だろう。
筆者はウイスキーが好きなのでこれだけの選択肢があるのは本当にありがたい。
また、偶然にも訪問した日はコスプレデーとなっており、それぞれのキャストさんのオリジナルカクテルも出されていた。あまりにもメニューのイラストが可愛かったので頼んでみたのだが、まあ筆者にはちょっと甘すぎた。
それは置いておくとしても、最近はコスプレデーやコスプレウイークも多くあり、キャストさんの装いもバラエティーに富んでいる。通常時だと制服が1種類しかないのだが、これだけコスプレデーが多いのであればお客さんも行くのが楽しみになるだろう。
今回訪問してみて改めて思ったが、やはりこの店のコスパは群を抜いている。
秋葉原でよくあるお店ならチャージ¥600からスタートだし、飲み放題なら1時間¥3000あたりが相場といったところ。
でもHoney Honeyの場合なら多少つまみを頼みながら飲んだとしても、¥3000以下くらいの予算でかなりゆっくりと酔うことが出来るはずだ。もちろんちゃんと食事をしながら飲んだとしても、ほかの店より高くなることはほぼないだろう。
まったく、昨今の秋葉原周辺でこのコスパは正直ブッ飛んでいる。
聞くところによるとキャストドリンクがない店のためか、キャストさんたちの時給は決して良くはないらしいのだが、それでも数年単位で頑張っている若いキャストさんたちもおり、冗談抜きで本当に頭が下がる思いだ。
本当に、これからも永く続いていってほしいお店である。